鹿児島・薩摩半島を旅する。
鹿児島市からおよそ50キロをゆっくり走る。
指宿温泉に泊り名物の砂風呂を体験する。
地熱で温められた砂は思いのほか熱かった。15分が限度だった。
砂地の浜はどこも砂風呂ができるのかもしれない。
翌日、開聞岳を海側に見ながら枕崎まで走る。
温暖な気候のためか緑の畑が延々とつづく。インゲン豆の畑か?
途中、本州「最南端」の駅に立ち寄った。黄色い郵便ポストがかわいい。
枕崎の街は人通りも少なく静かな街だった。
カツオの水揚げで有名な街ではあるが、自然科学を学んで来た者としては
台風上陸の街としての印象のほうが強かった。
夕食に、カツオのタタキを食する。
小さな食堂だったけど多くのタレントの色紙が飾られていた。
枕崎の資料館では、「海上特攻戦没70年企画展」が
催されていたので早速出かける。
恥ずかしいことである。
枕崎沖はるか先にあの戦艦大和が沈んでいることを知らなかった。
それも、ちょうど70年前の4月6日。
その日は知覧から飛び立った特攻隊が枕崎上空を通過していったと言う。
戦禍はここにもあった。
明日は知覧へ。