【無自覚にサヨナラを】
「自分は差別なんてしないから!」
と胸をはる人ほど差別意識が実はきついと言われている。
垣間見る程度でも現実を知ったなら、そんな軽い言葉は出てこないだろうなと私も思う。
海外で暮らして目をキラッキラさせた現地の方に
「自分は日本人差別(orアジア人差別)なんてしないから!」
と屈託なく笑いかけられて戸惑った、という話はけっこう聞く。
そういえば名作ゲーム・ドラクエ3のエジンベアの王様も
「わしは心の広い王様じゃ、田舎者とてそなたらを馬鹿にはせぬぞ」
みたいなこと言ってたな。
(エジンベア城の門番は
「ここは由緒正しきエジンベアのお城、田舎者は帰れ帰れ!」
つってぜったい中に入れてくれない。
姿消しの薬草=きえさりそうを使ってやっと入れる)
言われる側の気持ちを想像できないのかね。
無自覚で無知であることは残酷…。
池田理代子さんの名作『ベルサイユのばら』でも、主人公のオスカル(大貴族の娘)がロザリー(貧しい市民)になんもない粗末なスープを振舞ってもらったのにショコラを所望する、みたいな場面があった気がする。
こちらのブログさんの解説がとても良かったので、ぜひ。
↓
※ロザリーのスープ(宝塚あんこの部屋)
フランス革命直前の貧しすぎる市民の生活実態を知ってしまい、自分は恵まれた場所で何も知らずに上っ面の綺麗ごとを語っていたにすぎないのだ!!!とショックを受ける場面。
無自覚で無知であることの残酷…(2回目)。
さてとてもデリケートな差別意識問題。
去年NHKの『ドキュランドへようこそ』で素晴らしいドキュメンタリーが放送されていました。
タイトルは『人種差別をなくす実験授業』。
原題は『The School That Tried to End Racism』で、2019年にイギリスで製作されたドキュメンタリーですって。
※「人種差別をなくす実験授業」(ドキュランドへようこそ)
これ本当にいい作品でね、きっと学校教材にも使われているんだろうなー。
「自分たちは差別主義者じゃない!」
と胸をはる11才の子どもたちが、タブレットでテストしてみたら大いに差別傾向を持ってることがわかってしまって
「ぁガ――――ン!!!」
となってしまう、大変ショッキングなオープニングです。
こちらの感想記事も良かったのでぜひ読んでいただきたい。
↓
※無意識の差別意識 どう変えるか
(怪しいTV欄)
辛いテストの後、生徒達は
「自分を白人だと思う人」
「白人以外の人種だと思う人」
の2組に分けられ、それぞれに話し合う。
「パパがスリランカ人でママが白人の私はそもそもどっち?」
と戸惑う女の子。
“白人だと思うグループ”の男の子が
「あっちは楽しそうだ。
ボクらがいないからかな…」
と悲しそうに語る。
初めての疎外感、気まずさ…。
腫れ物触るような緊張感の中、マイノリティー(少数派)グループに気遣われたり痛いこと言われたりしながら
「責められるのはこっちばかり!」
「白人の友達と付き合ってると人種差別主義者って言われそう」
と一生懸命考えを言葉にしていく。
アジア系の女の子が
「マイノリティーって黒人だけじゃないでしょう」
と指摘して生徒発で第3のグループが形成されいくのも興味深かった。
幼い人たちはいつでも先を生きる者たちに学ばせてくれるな~と。
私的に(あくまで、私には)ここが一番重要なポイントなのだろうな~と思ったのがグラウンドへの競争。
この競争は
「先生がする質問にイエスと答えられる人だけが一歩ずつ前にすすめて、先にゴールについた者が勝ち」
という感じのものだったんだけど、質問内容が
「両親の母語が英語」
「家族が職務質問されないかと心配した経験がない」
などで、一歩ずつ前に進めるのは白人グループの子ばかり。
マジョリティー(多数派)であれば見えなかったことがどんどんわかるわけですよ。
「自分がされたことも心配したこともないことを、マイノリティーの子たちは受けて生きているんだ」
「同じ国に住んでるのに見えてる世界が全然違うんだ」
と。
「こんなの不公平じゃないか!」
「でも社会だってこうだろう」
と悲しいくらい賢い生徒さんたち。
「この不公平な国がイギリス、僕らの国」
と語った生徒さんの静かな瞳は忘れられない。
恵まれているってことは、無自覚でいられるってこと。
そんなの知らない、存在しないと言い切れてしまう状態。
辛いね…。
さて、このドキュメンタリーのラスト。
私は書かせてもらうね。
生徒さんたちは3週間後にもう一度“隠れた人種差別測定テスト”を全員で受けるのですよ。
そしてみんなで結果を聞くの。
この結果を待つ時の生徒さんが全員真面目に、祈るような顔をしているのがもう希望でしかない。
そして、
「大幅に改善されました!」
という結果に全員でわーっと喜ぶのです。
体全体で踊るように喜ぶ子、明るい表情で静かに喜ぶ子、個性は色々だけど全員でこの結果を喜べていた。
これ以上の希望ないよね。
私は見ながら泣いてしまいました。
人と人の間に生きるのが人間、自分も他者も人間扱いするとはどういうことなのか…真剣に考えて実践していかなければならないこと。
はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪
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※スキンケア記事・まとめ。
※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。
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※モテ服関連記事・まとめ。
「自分は差別なんてしないから!」
と胸をはる人ほど差別意識が実はきついと言われている。
垣間見る程度でも現実を知ったなら、そんな軽い言葉は出てこないだろうなと私も思う。
海外で暮らして目をキラッキラさせた現地の方に
「自分は日本人差別(orアジア人差別)なんてしないから!」
と屈託なく笑いかけられて戸惑った、という話はけっこう聞く。
そういえば名作ゲーム・ドラクエ3のエジンベアの王様も
「わしは心の広い王様じゃ、田舎者とてそなたらを馬鹿にはせぬぞ」
みたいなこと言ってたな。
(エジンベア城の門番は
「ここは由緒正しきエジンベアのお城、田舎者は帰れ帰れ!」
つってぜったい中に入れてくれない。
姿消しの薬草=きえさりそうを使ってやっと入れる)
言われる側の気持ちを想像できないのかね。
無自覚で無知であることは残酷…。
池田理代子さんの名作『ベルサイユのばら』でも、主人公のオスカル(大貴族の娘)がロザリー(貧しい市民)になんもない粗末なスープを振舞ってもらったのにショコラを所望する、みたいな場面があった気がする。
こちらのブログさんの解説がとても良かったので、ぜひ。
↓
※ロザリーのスープ(宝塚あんこの部屋)
フランス革命直前の貧しすぎる市民の生活実態を知ってしまい、自分は恵まれた場所で何も知らずに上っ面の綺麗ごとを語っていたにすぎないのだ!!!とショックを受ける場面。
無自覚で無知であることの残酷…(2回目)。
さてとてもデリケートな差別意識問題。
去年NHKの『ドキュランドへようこそ』で素晴らしいドキュメンタリーが放送されていました。
タイトルは『人種差別をなくす実験授業』。
原題は『The School That Tried to End Racism』で、2019年にイギリスで製作されたドキュメンタリーですって。
※「人種差別をなくす実験授業」(ドキュランドへようこそ)
これ本当にいい作品でね、きっと学校教材にも使われているんだろうなー。
「自分たちは差別主義者じゃない!」
と胸をはる11才の子どもたちが、タブレットでテストしてみたら大いに差別傾向を持ってることがわかってしまって
「ぁガ――――ン!!!」
となってしまう、大変ショッキングなオープニングです。
こちらの感想記事も良かったのでぜひ読んでいただきたい。
↓
※無意識の差別意識 どう変えるか
(怪しいTV欄)
辛いテストの後、生徒達は
「自分を白人だと思う人」
「白人以外の人種だと思う人」
の2組に分けられ、それぞれに話し合う。
「パパがスリランカ人でママが白人の私はそもそもどっち?」
と戸惑う女の子。
“白人だと思うグループ”の男の子が
「あっちは楽しそうだ。
ボクらがいないからかな…」
と悲しそうに語る。
初めての疎外感、気まずさ…。
腫れ物触るような緊張感の中、マイノリティー(少数派)グループに気遣われたり痛いこと言われたりしながら
「責められるのはこっちばかり!」
「白人の友達と付き合ってると人種差別主義者って言われそう」
と一生懸命考えを言葉にしていく。
アジア系の女の子が
「マイノリティーって黒人だけじゃないでしょう」
と指摘して生徒発で第3のグループが形成されいくのも興味深かった。
幼い人たちはいつでも先を生きる者たちに学ばせてくれるな~と。
私的に(あくまで、私には)ここが一番重要なポイントなのだろうな~と思ったのがグラウンドへの競争。
この競争は
「先生がする質問にイエスと答えられる人だけが一歩ずつ前にすすめて、先にゴールについた者が勝ち」
という感じのものだったんだけど、質問内容が
「両親の母語が英語」
「家族が職務質問されないかと心配した経験がない」
などで、一歩ずつ前に進めるのは白人グループの子ばかり。
マジョリティー(多数派)であれば見えなかったことがどんどんわかるわけですよ。
「自分がされたことも心配したこともないことを、マイノリティーの子たちは受けて生きているんだ」
「同じ国に住んでるのに見えてる世界が全然違うんだ」
と。
「こんなの不公平じゃないか!」
「でも社会だってこうだろう」
と悲しいくらい賢い生徒さんたち。
「この不公平な国がイギリス、僕らの国」
と語った生徒さんの静かな瞳は忘れられない。
恵まれているってことは、無自覚でいられるってこと。
そんなの知らない、存在しないと言い切れてしまう状態。
辛いね…。
さて、このドキュメンタリーのラスト。
私は書かせてもらうね。
生徒さんたちは3週間後にもう一度“隠れた人種差別測定テスト”を全員で受けるのですよ。
そしてみんなで結果を聞くの。
この結果を待つ時の生徒さんが全員真面目に、祈るような顔をしているのがもう希望でしかない。
そして、
「大幅に改善されました!」
という結果に全員でわーっと喜ぶのです。
体全体で踊るように喜ぶ子、明るい表情で静かに喜ぶ子、個性は色々だけど全員でこの結果を喜べていた。
これ以上の希望ないよね。
私は見ながら泣いてしまいました。
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