和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょこっと甘味付け…

037(大阪)堺 左海汐路もなか

2013-01-08 14:52:10 | 大阪の和菓子
久々の堺銘菓シリーズ、ついに第10弾です。

先日、ロードバイクで奈良県桜井市の柳本を
訪れて和菓子を買おうとしたもののまさかの
正月休み。
代わりに?ちょっと堺の旧市街に寄り道して、
立ち寄ったのがこちら「朝日堂」さんです。

<朝日堂の店構え> ~堺市堺区北旅籠町西

阪堺電鉄高須神社駅から西へ2分。
店の前の道は幅が狭く車一台がやっと。
創業は大正10年(1921年)、90年以上
の歴史のあるお店です。

<左海汐路もなか(小豆)>

代表銘菓の「さかいしおじもなか」です。
地図で見て堺の左(西)が海だから「左海」
と書いて「さかい」と読むんだとか。
昔はそういう表記もあったようで、確かに
宿院交差点にある古い石灯籠に「左海たばこ
庖丁鍛治」と刻まれています。

それはともかく、肝心のもなかをご紹介。
まず見た目は普通の焼き色のもなか皮。
中身は甘さ控えめの粒あん。
あっさり正統派のもなかです。
(1個 \158)

このもなかの最大の特徴は、「もなか皮が
口の中(上あごの部分)にくっつかない」
こと。
お店の大女将が3度も言うんですから…。

<左海汐路もなか(柚子)>

続いて柚子あんのもなか。
もなか皮が白いので小豆あんと見分けが
つきます。
柚子餡はキメが細かく、甘さは控えめで
あっさり。
ただ、柚子感はそれほど強くありません。
(1個 \158)

<左海汐路もなか(抹茶)>

ちょっと見は小豆あんと同じもなか皮
ですが、実はこんなことに…。

ちゃんと外見で区別がつきます。
抹茶あんも非常にあっさりで美味しい。
(1個 \158)

確かにお店の大女将さんが言う通り、
もなか皮は口の中(上あごの部分)に
くっつきませんでした。


~堺プチ案内~
「朝日堂」さんから徒歩1分、旧鉄砲鍛冶
屋敷です。

<旧鉄砲鍛冶屋敷> ~堺市堺区北旅籠町西

江戸初期~中期の鉄砲鍛冶屋敷で堺市の指定
有形文化財。
日本一の鉄砲生産地だった面影を偲ばせます。
ただし、残念ながら内部は非公開。

ところで、堺銘菓シリーズはあと少~しだけ
続きますが、次回はどこにしましょうか?
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