和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょこっと甘味付け…

002(大阪)堺 くるみ餅

2012-02-18 13:32:38 | 大阪の和菓子
茶の湯を確立した武野紹鴎、その弟子で侘び茶
を大成させた「茶聖」千利休はともに堺商人。
その影響で、堺には多くの銘菓があります。
中でも、くるみ餅、ニッキ餅、けし餅が堺三大
銘菓と言われています。

堺銘菓をブログに書くなら、まず最初は
「くるみ餅」から。
「くるみ餅」と言えばやっぱり「かん袋」…
という訳で書いております。

昨日からず~っと食べたくて仕方なくて…
朝から早速買ってきました。
ちなみに、店内のテーブル席で食べることも
可能です。
夏場はくるみ餅にかき氷をかけた「氷くるみ」
がもう最高!

<かん袋のくるみ餅>

今更言うまでもないけど、やっぱりおいしい。
始めは餡が甘く感じますが、茶道に縁が深い
堺らしく抹茶が入っている(たぶん)ので
甘さがしつこくなく、最終的に程良い甘さ。
この餡がまったりとなんともいえない後味。
また、つるっとした白玉も餡と絶妙にマッチ。
邪道ですが、いつものスタイルでブラック珈琲
とともにいただきました。

泉州地域一帯でポピュラーなくるみ餅は大豆餡
のため餡が黄色ですが、堺のくるみ餅は恐らく
枝豆餡でさらに抹茶が入っており、餡は鮮やか
な緑色。
(画像では黄色っぽいけど、実際はもっと緑)

画像はポット入り3人前(\1,240)
趣のある壺入りもあります。

<かん袋の店構え>

創業はなんと鎌倉末期の元徳元年(1329年)
ととんでもなく長い歴史があります。
元は和泉屋の屋号でしたが、豊臣秀吉から
「かん袋」という名を賜ったとか…。

まだまだある堺銘菓、これからどんどん紹介
していきま~す。
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