和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょっとアクセント…

019(大阪)堺 生麩まんじゅう

2012-09-08 20:00:09 | 大阪の和菓子
今日は雨が降りそうで降らないややこしい
天気なので…
堺まで甘いもんでも買いに行きますか~。

そういうわけで、堺の和菓子、第9弾。
今回は夏が終わるまでにどうしても食べた
かった「深井屋甚兵衛」の生麩まんじゅう
「風庵」です。

<深井屋甚兵衛の店構え>
~堺市堺区宿院町東

フェニックス通りとちんちん電車が走る
紀州街道の交差点「宿院」から南東へ
徒歩1分。
いい感じの町屋建築です。

創業は元禄年間(1688~1703年)で現在
16代目という長~い歴史のあるお店。
ただし、それは生麩や焼麩を製造卸する麩屋
としての歴史、小売りは約20年ほど前から
だそうです。

そんな「深井屋甚兵衛」を代表する和菓子は
こちら生麩まんじゅう「風庵」です。
というか、予約販売の生麩以外で売っている
のは、この生麩まんじゅうのみ。

<生麩まんじゅう「風庵」青のり>

ひとつひとつ丁寧に笹で包まれた上品な
和菓子で、味は「青のり」と「ゆず」の
2種類。
(1個 \210)

まずは「青のり」から。
周りの生麩は餅よりもしっとり粘り気のある
食感で、ほのかな青のり味がいいアクセント。
中のこしあんは、甘さ控えめの上品な味。
珈琲派の私も熱い日本茶でいただきます。

<生麩まんじゅう「風庵」ゆず>

こちらの「ゆず」は淡く爽やかな味。

生麩まんじゅうは、ぜひ夏に食べたい和菓子
ですね。
ちなみに、笹を開かずに中身が分かるように、
笹の包み方(上の部分の開き)が違うんです。

笹の包みの上が開いているのが「青のり」、
閉じているのが「ゆず」…分かります?

残暑も厳しくまだ暫く暑さは続きますが、
そんな時はこの生麩まんじゅうをツルッと
どうぞ。
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