みなさん、こんにちは。
決して医学専門用語を使うべきでない。
患者は医師の言ったことが理解できなくても、おそらく「わからない」とは言わない。
自分の医療面接を録音して後で聞いてみるとよい。
問題に気づくことが解決に向かう必須の第一歩だ。
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みなさん、こんにちは。
医療面接は双方向性のやりとりだ。
患者は医師が望むように答えるもの。
自分が聞きたいことを患者に話すように強いる医師がたまにいる。
例えば、次のストーリーがある。
ある患者が、脳卒中を発症して受診したが、最初の病院では、誰も彼の麻痺に関心がなく、胸痛ばかり気にしていた。
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みなさん、こんにちは。
患者の生検結果が全身に転移したがんであると判明した時、どのようにすべきかについてのケースを示す。
ある女性が、診断検査のために入院した。
彼女と彼女の夫のどちらもが、恐らく末期がんだと宣言されるだろうという共通認識を持っていた。
シチリア出身で家長主義を重んじる夫は、 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
彼はたくさんの家庭の面倒をみている開業医。
ある日の夜いつものように遅くまで仕事をしていた。
看護師が、就業時間を超えて手伝ってくれた後、その医師は、待合室にまだ誰か残っていないか看護師に訊いた。
「スミス夫人だけです」と彼女は言った。
「そうか。では、あなたは帰っていいよ。私1人 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
「医師から異常があると言われたのはいつですか」
「以前に起座呼吸を自覚しましたか」
「今と同じ病気で入院したことがありますか」
「あなたの血糖が高すぎると主治医が初めて言ったのはいつですか」
最初に徹底的に学ぶと後にすばらしい医療面接のスキルを身につけられる。
余計なものは後で削ればよい。
最初か . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
「今回は何で病院に来たのですか。よかったら教えていただけますか」
「甥の車だ」
「そういうことではなくて、あなたを困らせているのは何ですか」
「義理の母だね」
「いえ、私が聞きたかったのは、なぜあなたは病院に来たのかということです」
「俺は朝鮮戦争 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
「こんにちは、田中さん。私たちはカンファレンスであなたの病状について話し合いました。あなたに直接にお会いしてこれまでの詳しいお話を伺うことが重要であると思いました。もう一度確認したいことがあるので診察をさせていただきたいと思います」。
「田中さん。あなたの病歴について、もう少し詳しくお話を聞かせてください。そして、他の . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
医療面接が成功するための必要条件として、医師がこれから何をしようとしているのかを、患者は知らなければならない。
初対面の患者では、こう説明するとよい。
これからあなたの生活についてのお話を伺います。
たくさんの質問をするかも . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
イブン・シンナIbn Sinnaいう医師が、国王の一人息子を診察した時のこと。
この王子は重症のうつ病になり引きこもってしまったため医師にも何も言わなかった。
この医師は、王子の脈をとりながら、「王子が今考えておられるのは、宮殿の中の出来事ですか、それとも町 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
患者の顔と同じ高さで向き合えるようにベッドの枕側に座る。
患者が不快に感じない程度になるべく近い位置に座る。
ベッドの高さを上げることができれば、一連の身体診察をスムーズに行えるし、腰への負担も軽くできる。
患者側に体を傾けて視線を合わせる。
開放型質問をして、患者が語り出すまでアイコ . . . 本文を読む