みなさん、こんにちは。
患者の価値に基づいたIT活用環境を創出するためには、患者の視点を軸に医療・サービスの質を体系的に把握し、臨床現場が主体となって継続的に改善に取り組むことができるICT活用エコシステムを構築することが求められる。
また、医療の質評価が可能な情報も加えた次世代標準化データのプラットフォームを構築することが望ましい。
IT . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
日本の医療システムは大きな転換点にある。
少子高齢化と財政の危機が進行し人口減少と経済成長が鈍化していく中、従来の枠組みの延長線上での制度の見直しでは、今後の医療システムの維持が困難となるであろう。
こうした危機に対して、新たな価値を共有し、イノベーションを取り込みながら、保健医療システムのあり方そのものの変革(パラダイ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:両方の質問票の陽性尤度比を「乗」じて(掛け算の結果のこと)、利用してもOKでしょうか?
徳田:それはいけません。
なぜなら、PRIME-MDは2項目がPHQ-9の項目にすっぽり含まれているからです。
尤度比をそのまま掛け合わせてもよいという前提は、検査が「互いに独立なとき」だけでしたね。
レジデント:わかりました。
ピットフォールですね。
では、P . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:この質問票の尤度比はどうなっているでしょうか?
徳田:スクリーニング診断が「大うつ病」の場合の、特性をみてみましょう(表)。
表:大うつ病診断のための各質問票の操作特性
徳田:仮にですが、PRIME-MDが2項目とも「いいえ」であれば、どうなりますか?
レジデント:検査 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
徳田:PHQ-9質問票は、下表で挙げた項目で評価していきます。
最初の2項目はPHQ-2の項目内容と同じです。
表:PHQ-9質問票(判定法は下記*および**を参照)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
A) 物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
徳田:今回のケースの抑うつについて考えてみましょう。
レジデント:何かよい診断ツールはありますか?
徳田:最も簡便なものに、PRIME-MD(自己記入式はPHQ-2)質問票があります。
下表で挙げた項目で評価していきます。
これで初期スクリーニングを行うことが推奨されています。
2項目しかないので、PHQ-2(Pa . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:「その他のうつ病性障害」の定義はどうでしょうか?
徳田:「その他のうつ病性障害」はさまざまなカテゴリー群を含んでいますが、基本的には大うつ病以外で抑うつ症状を呈する群が軽症うつ病です。
レジデント:かなりヘテロな病気ですね。
徳田:気分障害の患者さんは複雑なのです。
英語で . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:食欲低下や体重減少はなし、ということですので、うつ病とまではなっていない印象です。
徳田:そうですか。
うつ病の有病率について考えてみましょう。
どの程度の頻度と思いますか?
レジデント:そうですね。
数パーセント程度でしょうか?
徳田:そうですね。
セッティングによって異なりますが . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
ストレスの多い現代社会で、うつ病の患者さんが増えてきている。
しかし、多くのうつ病患者さんが、その診断がなされないままでいるということが起きている。
原因不明の身体症状(medically unexplained symptoms: MUS)を呈する患者さんでは、かなりの割合でうつ病を持っているのだ。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
トルソーは19世紀のフランスの医師。
つまり、Trousseau はフランス語であり、英語での読み方はトゥルーソー。
上腕に血圧測定用のカフを巻き、収縮期血圧以上の圧を加えて最低3分間観察する。
検査側の手首の関節の屈曲とすべての指が伸展するような手位をみたときに陽性とする。
この手位 . . . 本文を読む