みなさん、こんにちは。
75歳、女性。
高血圧、糖尿病にて近医通院中。
主 訴:昨日より倦怠感、食欲低下、悪寒戦慄にて受診。
以前よりあった左足の壊疽の周り(足背)の腫脹、熱感、発赤、疼痛、水疱あり。
咳、痰、頻尿、排尿困難、腹痛、下痢、頭痛なし . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
喀痰をグラム染色で観察してみるとグラム陽性双球菌を認めた。
尿中肺炎球菌抗原も陽性であった。
当初セフトリアキソンの静注が開始されたが、喀痰培養からの感受性結果でペニシリン感受性の肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)であることが分かり、抗菌薬はペニシ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
この症例では、呼吸数増加に加え、病歴で倦怠感と食欲不振以外に咳と痰があり、肺炎が最も疑われる。
SpO294%(室内気)は正常範囲内のような印象があるが、SpO2<95%(室内気)は低酸素があると考えた方がよい。
体温は36℃台なので一見して平熱のように見えるが、この年 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回のケースです。
85歳、男性。
高血圧にて近医通院中。
主 訴:昨日より倦怠感、食欲低下にて受診。
咳、痰あり。
頻尿、排尿困難、腹痛、下痢、頭痛なし。
内服薬: . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
他の病気の診断と同じように病歴聴取と身体診察が重要である。
病歴から感染症を疑い、感染臓器を考え、そして病原体を想定し、その仮説について診察で確認していく。
診察の冒頭、できれば病歴聴取の前に、バイタルサインを測定しておくことを勧める。
バイタルサインは重 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
前回のケースの脂質異常症に対しては代わりに食事と運動療法が行われたが、ケースによっては、そもそも内服治療が必要でなくなることがある。
オーストラリア・クイーンズランド州にあるPrincess Alexandra Hospitalの総合診療部門に入院した高齢患者(平均年齢84才)に対して脱処方介入を行ったパイ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
アーサー そして、きょう私からの最後の質問になりますが、ゴールデンウイーク明け、昨年の状況と比較すると、やはり変異種、それから若年層の感染の影響か、沖縄ならではの季節的な要素というプラスの材料というのが非常に見えにくいということがあるかと思います。
徳田 そうですね。
アーサー 非常に読みずらい状況があるかと思うんですが . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
アーサー はい、そして、このワクチンからの話を先にお伝えした緊急事態宣言の発出に際し、報道がありました自民党の細田氏の発言の部分、もちろん、賛否両論様々な形でインターネットでも意見が飛び交っている状況なんですが、あの発言の趣旨、ちょっとおさらいしたうえで、せっかくの機会なので徳田さんの意見もおうかがいしたいと思います。
徳田 やっぱりあれ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
アーサー ワクチンに関して、昨日ですか、厚生労働省が、モデルナ、それからアストラゼネカの2種に関しての適応を正式にリリースする発表があったと思うんですが、この2種を追加することによって今後のメリットもしくはデメリットがありましたら解説いただきたいんですが。
徳田 ワクチンは、接種すべきだと思います。
できるかぎり。
それをスピードをと . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
徳田 日本は全体的に遅れています。
先進国の中で、OECDのなかで最低速度ということですね。
世界全体から見ると、やはり新興国は遅れていますから、そこよりはいいかもしれませんけど。
ただ、オリンピックも開催しようということをずっと言い続けている国がこんなに遅いというのが最大の矛盾があるわけです。
しかも、ゼロコロナで抑え込んでいるなら話は別ですよ。 . . . 本文を読む