みなさん、こんにちは。
爪の中心にくぼみを形成するように爪の末梢部や外側縁が持ち上がっている形状。
爪の上に乗った一滴の水は落ちない。
匙状爪は鉄欠乏性貧血の成人患者の4%でみられる。
匙状爪のその他の鑑別は下記。
家族性
Turner症候 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
長さ1mm以上、爪床から末梢部の爪が分離していること。
局所の皮膚病や指の真菌感染症を除くと、それは代謝亢進状態で多い。
甲状腺機能亢進症が最もよく知られている。
薬指に最もよく起こる。
下記も鑑別となる。
アンフェタミン使用者
エフェドリン使用者
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みなさん、こんにちは。
深く幅が広いくぼみ(約5mm)は、乾癬の特徴。
1mm以下の爪の小さな「くぼみ」は、乾癬および下記の疾患でも認める。
反応性関節炎
毛孔性紅色粃糠疹
Hallopeau稽留性肢端皮膚炎
乾癬状肢端皮膚炎
錯角化性皮膚炎
爪下皮膚炎
円形脱毛症
健常者
写真: . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
幅の広い(1mm以上)、茶色や黒の縞は、慢性副腎皮質不全にみられる。
しかし、色の濃い有色人種においては正常者でもみられる。
縦の黒色爪の鑑別診断では爪下悪性黒色腫が重要である。
爪下の血腫が1月に1mm . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
爪の線状出血は指の長軸に平行して走る。
その色と幅を記述すべきである。
広くて(幅1mm以上)、赤い線状出血は塞栓物質や抗原抗体複合体に起因する。
下記でみられる。
旋毛虫病
Darier病
乾癬
感染性心内膜炎
細くて(幅1mm未満)、黒や茶色の線状「出血」は . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
爪半月が深紅色で覆われているもの。
下記でみられる。
うっ血性心不全
肺疾患
肝硬変
真性赤血球増加症
栄養不良
リンパ腫
爪の近位部の青みがかった変色は青い爪半月。
下記でみられる。
爪の緑膿菌感染症
Wilson病
銀中毒
水銀の局所塗布
キ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Terryは1954年に肝硬変の白い爪について記述した。
爪の先端数mmはピンクだが、爪が白いため、爪半月はみえない。
肝硬変患者の82%で観察された。
その他の原因には下記がある。
慢性うっ血性心不全
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みなさん、こんにちは。
爪の黒ずみは下記の化学療法薬と因果関係がある。
アジドチミジン
ブレオマイシン
ドキソルビシン
フルオロウラシル
メルファラン
ナイトロジェン・マスタード
ニトロソウレア
メトトレキサート
シクロホスファミド
ミトキサントロン
黒い爪は下記の状況でもみられる。
放射線療 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
爪の帯や溝の基部に近い爪床からの距離を測定することによって、疾病時期を推定できる。
手指の爪は約120日で先端まで伸びる。
しかし、その成長率は年齢、爪床の局部的障害、全身性疾患によって遅くなる。
足指の爪の成長は、指の爪の成長より遅い。
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みなさん、こんにちは。
発熱、悪液質、栄養不良などが原因の異化作用はBeau線を形成することがある。
斜めから光を当てると最もよく見えるギザギザした溝。
色素沈着はない。
もしこの線がそれぞれの爪の全部で同時に生じている横溝であるなら偽陽性ではない。
写真: . . . 本文を読む