みなさん、こんにちは。
診察室を出ようとする時になぜ患者が心理的に重要なことを話すかについては理由がある。
その時患者は比較的安全な状況にある。
患者はもう仰向けやうつ伏せでもなく、あなたに見下ろされている訳でもない。
患者は言葉を投げかけあなたの反応を観察できる。
患者があなたの顔つき身 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
医師が部屋を出ようとしている時に、患者は一番重要なことをしばしば言う。
医師は終わりの挨拶をした後には患者の言葉に不注意になりがちだからだ。
心理力学的な観点からは、医療面接の一番重要な部分は、医師と患者が別れる時に起こる。
終わりそうな場面に患者を観察するとよい。
& . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
身体診察に進む直前に、次のような問いかけをすすめたい。
「他に何か話したいことはありませんか」
この質問は、診断のみならず、予後、治療、不安、心配、恐怖や、些細なことも含まれている。
例えば、トイレ、面会時間、病院の駐車場などかもしれない。
その質問は必ずしも診断の . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
これは、Groopmanが唱える「感情的エラー」から自分を守るのにも役に立つ。
「感情的エラー」とは、望むべき結果を支持するデータ集めをすること。
特に気にかける患者での良性疾患の診断や、面倒をかける患者から早く離れたい時などに発生する。
医療面接とは双方向のやり取り。
経験を積んだ医 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
まず、カメラは患者ではなくインタビューする側に向けたほうがよい。
最初は、画像なしで音声だけで聞いてみる。
次に音声なしで、画像だけで見てみる。
最後に、画像を音声と一緒に再生してみる。
音声だけを聞いている時、よくわからない沈黙があれば記録しておく。
動画だけを見て . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
箇条書きで示す。
1)医師の視線が患者の視線と重なるように身体の位置を保つ
2)不快感を与えない程度に患者の方に前屈みになる
3)患者が話すのをやめた時に患者に話を促すような動作とサインを上手 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
サパイラ先生はいつもベッドサイドで、患者の目線と合わせて座る時間を少しでも作るように努めていた。
そうすることできちんと視線を交わすことができるようになり、じっくり話を聴くつもりであることを患者に伝えることができる。
患者の方 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
長く臨床をやってきた医師であれば誰でも無意識のうちに医療面接の基準を持っている。
医学生や研修医は、チューターになってくれる開業医に頼んで、録音したあなたの医療面接を聞き直してもらってもよい。
経験豊富な医師ならば医療面接を行うにあたって即座に技術的な誤りを指摘できるだろう。
& . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
質問は一度に1つずつ訊ねること。
このルールは当たり前のように聞こえるが、医師はこのルールを破ることが多い。
もし録音した医師の医療面接を聞き直してみれば、医師が1つ目の質問に対する返事を待たずに、2つ目の質問をしていることにすぐに気づく。
録音とカルテの記録を比較した研究では、最初の質 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
患者が質問への返答を終了してから、医師側からのコメントや次の質問によって遮られないで考え続けられる沈黙の時間である。
それまで話し合っていた内容について、患者自身がより詳細に語り始めることによってこの沈黙は破られる。
そこでは通常、重要な内容が含まれる。
5秒の中断は長くはなさそうにみえるが、経験の浅い . . . 本文を読む