みなさん、こんにちは。
一般的には、S3は左心不全のサインであると思われています。
しかしながら慢性呼吸不全の患者さんで、肺性心をきたしている場合には右心系のS3がよく聴取されます。
Q:S3(三音)の由来を鑑別する方法は?
A:吸 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
左心不全やCOPDの診断における各所見の尤度比は、それぞれ下表のようになっています。
分析的診断(システム2)を行う場合にはこれを参考にして、Faganノモグラムで検査後確率を算出するとよいでしょう。
表1 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
聴診では病態生理を把握します。
連続性呼吸副雑音には高調性連続音wheezes(ウイーズ)と低調性連続音rhonchi(ロンカイ)があります。
ウイーズは末梢気道で生ずる笛様音であり、気道の狭窄を示唆し . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は触診と聴診です。
触診
胸壁ラトリングの存在は重度の畜痰を示唆します。
声音振盪では、背中を手掌または手刀部で触診しながら、患者に「ひとーつ」などの大きな母音を発 . . . 本文を読む
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みなさん、こんにちは。
今回は呼吸困難ケースでの視診と打診です。
視診
呼吸補助筋の発達は慢性呼吸器障害を示唆します。
慢性閉塞性肺疾患では胸鎖乳突筋が発達し、拘束性肺疾患では中斜角筋が発達します。
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みなさん、こんにちは。
CO2ナルコーシス疑いでは、アステリキシス(陰性ミオクローヌス)の有無を評価します。
両手を背屈位で前方へ差し出してもらい、両手首の動きを観察し、振動数の小さいミオクローヌスがあるかをみます。
アステリキシスがあれば、PaCO2がベースラインより . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
バイタルサインには、血圧、心拍、呼吸、体温、意識レベル、静脈圧、パルスオキシメーター経皮的毛細管酸素飽和度(SpO2)、尿量があります。
通常状態ではSpO2はSaO2の代用として利用できるため、室内気呼吸下でSpO2が90%のときはPaO2が60 mmHgを示唆します。
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みなさん、こんにちは。
慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease (COPD)の実臨床での診断はしばしば遅れている、といわれています。
40パック年以上の大量長期喫煙歴のある患者では常に、COPDの可能性を考慮して診察をおこなうべきです。
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