社会経済的状況と地域住民の健康についての、エバンスらの説については前にありますが、最近の日本は、人々の社会経済的な格差が広がり、不平等社会になっているといわれます。 そして、「不平等社会日本」「下流社会」「ワーキング・プア」などの用語が頻用されています。
実際、日本における調査でも、やはり経済的水準が低い地域で、脳卒中や外傷、そして自殺などによる死亡が、経済的水準が高い地域と比べて高くなって . . . 本文を読む
健康長寿のためのライフスタイルについて考えるシリーズですが、今回は社会的活動への積極的参加と生きがいについて考えていきましょう。
長野県は全国でも男性、女性とも平均寿命トップの県です。 それでも寝たきりや認知症などの介護を必要とする高齢者は少なく、そして老人医療費も低く、健康優良高齢者が多いのも特徴です。 多くの方が、亡くなる直前まで比較的元気に暮らしています。
長野県佐久市が健康長寿の . . . 本文を読む
健康長寿のためのライフスタイルを考えるシリーズの今回は日光と音についてです。
日光の紫外線は皮膚に作用し、ビタミンDをつくる効果があります。 ビタミンDは骨の発育やカルシウムの吸収を促進します。 ビタミンDが不足すると、小児では「くる病」、成人では「骨軟化症」をきたします。 冬の季節の雪国ではどうしても家にこもりがちになり、日光にあたる機会もすくなくなります。 そして日光不足が運動不足とあい . . . 本文を読む
第2回 星ヶ丘総合診療カンファレンス
1. 日 程 : 平成25年5月24日(金)
2.場 所 : 新会議室A・B
3.内 容 :
症例検討会(対象:内外医師・メディカルスタッフ)
時 間 : 18時45分~
・ 1演題目 : 星ヶ丘厚生年金病院 総合内科
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健康長寿のためのライフスタイルを考えていますが、今回はこころについて考えていきましょう。
2001年ケンタッキー大学老年学センターは、修道女180人(当時の平均年齢22歳)が手書きしたみずからを振り返る文章を分析し、文中の肯定的な感情と、60年後の当人の健康状態を比較しました。 その結果、「喜び」や「感謝」といった言葉を使っていた修道女たちは、否定的な感情を記していた修道女よりも最長で10年 . . . 本文を読む
今回も前回に引き続き食について考えていきましょう。
コレステロールのなかで悪玉コレステロールと呼ばれているLDLコレステロールが動脈硬化を引き起こすときに、過酸化LDLコレステロールとなる段階があります。 この前段階を形成する悪の根源として、過酸化脂質を多く含む食品があります。 オムレツ、カレーライス、サンドイッチ、焼きそば、スパゲッティ、目玉焼き、ハンバーガー、ハムサンド、餃子、トースト、 . . . 本文を読む
今回は健康長寿のためのライフスタイルのなかで最も重要である食についてです。
日々のエネルギー源になる栄養素は、三大栄養素である、タンパク質・脂質・炭水化物です。 エネルギーが不足すると、体重が減り、体力がなくなるだけでなく、集中力も低下します。 また、やせがひどくなると、感染症などにかかりやすくなります。 逆にエネルギーのとりすぎは、肥満や生活習慣病の原因となります。
三大栄養素であるタ . . . 本文を読む
健康長寿のためのライフスタイルについて考えていますが、続いては睡眠についてです。
睡眠は人間の生命機能を維持するために必要不可欠な生体現象です。 人間は一年のうち、賞味100日以上を睡眠に費やしています。 しかし現代人の睡眠時間はどんどん減少してきています。 現代社会では、複雑な社会システムによるストレスの増大、24時間社会、夜型生活スタイルへの変化、そして睡眠を妨害する環境などにより、睡眠 . . . 本文を読む
6/15(土)9:00~18:00@伊勢赤十字病院『伊勢8耐スーパーケースカンファレンス』Dr Gの徳田安春先生と関西を代表する若手スーパードクター達がケースプレゼンをし、医学生・初期研修医のケースカンファの1位を決める、1日がかりのスーパーカンファレンスを行いたいと思っております。参加費は無料です。ルールはJNC(Japan No.1 Conference;尋常じゃないカンファレンス)方式で、1 . . . 本文を読む
GW明けということで、今回は短めに。
健康長寿を目指すうえで大切なライフスタイルについて考えているわけですが、やはり、適正体重の維持が大切です。 肥満度の代表的な判定方法として、「ボディ・マス・インデックス(BMI)」での評価があります。 これは、体重(kg)÷『身長(m)×身長(m)』で求められ、その標準値は22,0です。 これは統計的にみて一番病気にかかりにくい . . . 本文を読む