みなさん、こんにちは。
食欲に関する情報は必ず体重減少のあるケースでは含まれていなければならない。
多くの場合、体重減少は食欲不振を伴っている。
うつ病、がん、結核などではそうである。
しかし、代謝性疾患(甲状腺機能亢進症、糖尿病、褐色細胞腫など)やある種の結合組織疾患では食欲不振がないことがある。
神経性食 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
尿路結石の痛みは「背中」(肋骨椎体角)に始まり、側腹部に移動し、下に下がって精巣へと向かう。
痛みは鼠径部に終わることもある。
大腿内側に終わることもある。
正確な位置と経路を確認するのに時間をかける必要がある。
胆の痛みは右季肋部から始まることもあるが、右側腹部に動き、そこから左季肋 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
意識を失うような腹痛を起こしやすい疾患にはいくつかある。
消化管潰瘍穿孔
急性膵炎
大動脈瘤破裂
異所性妊娠破裂
である。
主症状が嘔吐と痛みなら、どれが先に起きたのかをはっきりさせる。
もし痛みが嘔吐の先に起きたなら、Treitz靱帯より下の疾患を考える。
例外は穿孔する胃十 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
多くの正常人はこの診断の基準を満たすが、医療の助けを借りようとはしない。
この症候群の診断には助けを求める行動が含まれるべきだ。
食物アレルギーや消化不良が鑑別となる。
詳細に食歴を取り、症状と関連した食事の日記を患者につけさせるとよい。
過敏性腸症候群の患者は腸管拡張時に痛みを経験す . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
内臓痛は自律神経症状を起こしやすい。
血圧や脈拍の変化、顔面蒼白、発汗、嘔吐、下痢などである。
内臓の炎症の多くでは、全身反応として食欲不振、不快感、発熱も起きる。
50歳以上で生涯最初の上腹部痛と体重減少があり、嘔吐での軽快がないケースは胃がんを考える。
消化管潰瘍、特に十二指腸では . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
痛みの増減と消化管の活動に関連があれば、管腔臓器との関連が示唆される。
嘔吐後の寛解は、幽門部から近位小腸までに病変がある可能性あり。
後腹膜部位の痛み、膵炎などの場合、その空間を増やすような操作で痛みが寛解する。
つまり、座ったり前のめりになると改善する。
内臓が原因だと落ち着き . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
腹痛の周期はもっと長くなることもある。
アレルギー性好酸球性消化管疾患による腹痛では日の単位で周期がある。
鉛中毒による痛みは数日〜数週間の周期を持つ。
ポルフィリン症の痛みは数週間の周期を持つ。
家族性地中海熱の痛みは週〜月の単位での周期。
胆道 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
疝痛様の痛みであればその周期性を確認するとよい。
女性患者で経産婦の場合はよい情報源となる。
上部回腸の疝痛様の痛みの周期は3〜5分である。
下部回腸であれば6〜10分である。
写真:沖縄本島北部、恩納村の海岸の風景です。
これを実 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
嚥下の困難の診断は病歴に基づいて通常はわかる。
短期間に進行していく嚥下障害、特に固形物、そして後に液体に至る、という場合はがんに特徴的だ。
体重減少が通常伴う。
固形物の進行する嚥下障害が何年も続くのは胃狭窄の特徴。
進行性ではない、固形物に対する間欠的な嚥下障害が特に食事の最初に起 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
医師が患者の咳を耳で聞くことで手がかりを得ることがあるかもしれない。
胸部単純X線写真正常という情報には落とし穴がある。
標準的な胸部単純X線写真の感度は低い。
CTは、気管支内腫瘍、結核、間質性肺疾患、気管支拡張症、MACの結節浸潤を見つけることができることがある。
正常胸部X線写真 . . . 本文を読む