みなさん、こんにちは。
スクリーニング検査では、ターゲット疾患以外の病変をみつけてしまうことがある。
これはインシデンタローマ(偶発腫)とよばれる。
CTによる肺癌スクリーニングやCTコロノグラフィーが米国で導入されているが、CT検査ではインシデンタローマの検出 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
検診には負の側面もあり、「予期していない不都合な結果」をもたらすことがある。
検査中の不快感(大腸内視鏡など)、検査の合併症、偽陽性による精密検査負担と心理的悪影響(ラベリング効果)、過剰診断、そして偶発腫瘍の発見などだ。
ランダム化比較 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
スクリーニング検査のパフォーマンスは感度sensitivityと特異度specificity、陽性・陰性的中率(適中率)positive / negative predictive valueで示される。
感度が低ければ「見逃し」が増える。
&n . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
シュードディジーズバイアスpseudo-disease biasは、症状を来さない癌や病気(シュードディジーズ)をみつけてしまうこと。
これを過剰診断overdiagnosisという。
このバイアスは、レングスタイムバイアスの極端な事象だ。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
同じ種類の癌でもその進行はさまざま。
一般に、緩徐進行のタイプは予後が良い。
レングスタイムバイアスは、検診で診断される疾患タイプは、通常の診療で診断される疾患タイプよりも、緩徐に進行するタイプ(比較的予後良好)である割合が大きくなること。
検診発見が . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
遺伝情報を解明した人は?
答えは、メンデルです。
さて、リードタイムバイアスについて。
検診で早期診断された時間(リードタイム)だけ、検診発見がん患者の生存時間は見かけ上長いことになり、見かけ上の生存率もあがるのだ。
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
スクリーニング検査を繰り返して行うと、そのパフォーマンスが低下する。
初回の検査では、無症状ではあるがその時点までに病気を持っていたケースがみつかる。
初回検査は有病率スクリーンprevalence screenと呼ばれる。
  . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
予防的介入の効果の評価方法で信頼性が高いのは、ランダム化比較試験randomized controlled trialだ。
予防医療の対象となるアウトカムは比較的「まれ」であり、巨大なサンプルサイズや長期間のフォローアップ年数を必要とする。
大腸癌検診の効果を証明できた . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
予防医療のための介入をするためには、下表に示す三大条件が必要だ。
これらがなければ、その行為は妥当な医療とはいえない。
予防的検査や介入を導入する前にこのような条件を評価確認すべきである。
表:妥 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
三次予防は、病気が発症した後に、その合併症を予防するために行われる医療である。
脳梗塞の発症後、次の血管イベントを予防するために、禁煙、血圧管理、血小板凝集阻害(アスピリンなど)や抗凝固薬(ワルファリンなど)を投与することなど。
血管イベ . . . 本文を読む