今回から新シリーズ、「COPD」について考えていきましょう。
まずはじめに COPD患者では様々な特徴的な臨床所見を認める。 喫煙者(過去の喫煙者を含む)を診察する場合、COPDの所見がないかどうか注意を払うとよい。 特に、労作時呼吸困難や湿性咳を訴える患者の診察では必須である。
1視診
a.口すぼめ呼吸:pursed-lip breathing
COPD患者、特に肺気腫型 . . . 本文を読む
今回は関西若手医師フェデレーション(関フェデ)代表の小林正尚先生と長野広之先生からのおしらせです。
下記が小林先生と長野先生からの情報です。↓↓関西若手医師フェデレーションの代表をしております奈良県立医科大学附属病院の小林正尚と天理よろづ相談所病院の長野広之と申します。今回は下記の日程でケースカンファレンスを開催して頂きます。前回に引き続き、「おもろい、勉強になった」と思える . . . 本文を読む
今回は久しぶりに沖縄のちょっとした風景でもどうぞ
こちら、実家の近くにある馬天小学校です
中学、高校時代は散々やらされました、サトウキビの枯葉取りです
いきなり場所が変わりました、ミーバル交差点です
空が青いですね
道なりに下って行くと
ミーバルビーチです、海面がキ . . . 本文を読む
前回の続きです。
精神興奮作用を有する不法薬物 「MDMA」
MDMA MDMAは、メチレンジオキシメタンフェタミン(methylenedioxymethamphetamine)の略称で、合成麻薬の一種である。 また、エクスタシー(ecstasyまたはXTC)という通称もある。 精神薬理学では、エンタクトゲン(entactogen:人間どうしの内面のつ . . . 本文を読む
前回の続きで「薬物」を個別に考えていきましょう。
精神興奮作用を有する漢方薬「麻黄」
麻黄(まおう) 麻黄または麻黄湯は漢方薬の一種である。 麻黄は中国原産で、気管支喘息の特効薬として長い歴史がある。 東洋医学では、頭痛・悪寒・発熱・腰痛・関節痛・咳・喘息などの症状の改善に処方されている。 最近、インフルエンザ患者に対してオセルタミビルとほぼ同程度の症状軽減効果があるという研究結 . . . 本文を読む
シリーズ第三回目は、総合的な臨床能力をアップさせるための実践力養成のための特訓ゼミです。
申し込み詳細はこちら。
バイタルサインの解釈では 、多数の実例を通して、ショックの迅速なアセスメントと鑑別診断のポイント、さまざまな病態におけるバイタルサインの解釈と応用の方法を習得します。症例発表では、総合診療的な研修を行った若手医師の症例発表を通して、指導医のフィードバックや討論から、臨床現場で重要な . . . 本文を読む
今回から「精神疾患と誤診してはならない器質的疾患」の中から「薬物中毒」について考えていきましょう。 今回は症例を1つ。
case:薬物中毒により妄想・幻覚・異常行動を起こした例
患者:75歳、女性。 既往歴:高血圧、気管支喘息にて近医フォロー中。
現病歴:3週間前より気管支喘息発作あり、かかりつけ医へ通院し、内服薬や吸入ステロイド薬を使用するも軽快せず。 飲食店を経営する知人へ相談し . . . 本文を読む
今回は箸休めとして沖縄本島は南部の糸満市の風景をご覧下さい。
青空が気持ちいいですね
漁港内なので波も立たず静かですね
向こう側に大きなホテルが見えました、糸満美々ビーチの近くです
こちら側は雲が多いですね
大きな遠洋漁船が停泊してます
出港の準備中でしょうか、手前 . . . 本文を読む
前回の予告通りに「膠原病以外の疾患」を考えていきましょう。
線維筋痛症 不眠、うつ症状、ドライアイ、ドライマウスに加え、筋肉痛・関節痛などで全身に痛みが拡散する。 下行性痛覚制御経路の障害による疼痛発症機序が考えられている。 全国で200万人以上の患者がいると推定されており、80%が女性。
変形性関節症(osteoarthritis:OA) 年齢とともに有病率は増加し、60歳 . . . 本文を読む
ダラスで米国初のエボラ出血熱感染が確認された男性は、入院の2日前に病院を訪れたが、抗生物質を処方され帰宅していた。
という報道で全米がパニック状態となっている。
ポセイドンアドベンチャーやタワーリングニンフェルノなど、パニック映画の発祥地の米国なので、マスコミではパニック的に議論されている。ホットゾーンという映画と小説も最近リバイバル人気という。
ここで一つ問題とされているのが「診断エラー」 . . . 本文を読む