頻脈
循環血液量が減少すると頻脈(>90/min)が認められます。
細胞外液量が減少することで、心臓への静脈環流量が減少し、1回拍出量が低下します。
ここで、「心拍出量=1回拍出量×心拍数」ですが、心拍出量を維持するように生体は反応するので、心 . . . 本文を読む
外頸静脈の観察が容易なケースの場合、外頸静脈を用いた静脈圧の推定を行ってもよいですが正確度は落ちます。
なぜなら、外頸静脈は上大静脈に直通していないからです(2回の分岐でつながります)。
静脈弁の影響も受けます。
また、内頸静脈よりも細いです。
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静脈圧の低下は通常、内頸静脈圧を測定することによってなされます。
中心静脈圧は、右心房から内頸静脈の「拍動の頂点」までの垂直距離で推定します。
内頸静脈は皮下を走行しており、直視できないため、皮膚の拍動を確認することによってその拍動をみていきます。
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起立性低血圧は、臥位から座位や立位をとった時に血圧が下がるものです。
ふらつき感やめまい、易疲労感、動悸、視野異常、眼前暗黒感、時には失神などきたします。
身体所見で起立性低血圧をみる場合は簡易チルトテスト(tilt test)を行うとよいでしょう。
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対話編 ジェネラリスト教育原論 (コンソーシアムブック)
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ナトリウムの過不足は「高または低Na血症」とはならずに、細胞外液量の増減となります。
ナトリウムは細胞外液量を規定する電解質だからです。
ナトリウム欠乏は細胞外液量の減少となります。
一方で、ナトリウム欠乏では細胞内水分量は増加します。
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この新シリーズでは、病歴と身体所見から電解質異常を疑うポイントをみていきましょう。
摂取低下、下痢、嘔吐、大量発汗、アルコール依存症、精神科的疾患などのケースでは、電解質異常のリスクが高くなります。
では、ケースをみてみましょう。
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診察ではバイタルサインのチェックが重要です。
明らかに「ショック」が原因で脳血流の低下による「2次的な痙攣」を生じている患者に対しては、あくまでも「ショック」への評価と対応を優先します。
頭部CT撮影や抗けいれん薬の投与などを優先させてはなりません。
最悪の場合、CT室内で心肺停止 . . . 本文を読む
医師・看護師の英語論文スタイルブック (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ 12)
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アルコール飲酒歴については必ず聞くとよいでしょう。
依存症の疑いがある場合、最後の飲酒からの経過時間が大切です。
その場合、普段はきちんと食事を摂取していたかどうかも尋ねましょう。
内服している薬剤は全て詳細を聞き出すようにしましょう。
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