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新年度のスタートは四月三日を予定しております。それではこの辺で。
Dr.徳田の診断推論講座
徳田安春
日本医事新報社
待望のシリーズ第三弾!テレビや新 . . . 本文を読む
患者さんの背部にて肋骨脊柱角付近に検者のパンチの尺側で軽く叩いてみる
腎に圧痛を認める場合
→腎盂腎炎・腎膿瘍・腎周囲膿瘍
(腎周囲膿瘍では患側の反対側へ上体を曲げる体位を取ってもらうと痛みが増強する)
図 肋骨脊柱角
(出典:Ba . . . 本文を読む
検者の一方の手を患者の背側腰部にあて、もう一方の手を患者の腹側の肋骨下縁にあてた状態で患者に深呼吸してもらい、深吸気時に腎臓の下極を触れるかどうかをみます。
健康人でも痩せている場合には右腎の下極を触れることがあるが、通常左腎は触れません。
腎腫大を来たす疾患& . . . 本文を読む
胆嚢の触診:
Courvoisier徴候=胆道の閉塞により緊満した胆嚢を触知することです
→胆管癌・膵頭部癌・ファーター乳頭部癌などを示唆します
Murphy徴候=右季肋下を押した状態で深吸気をした際に痛みが生じ深吸気が止まることです
→胆嚢炎を示唆します
脾臓の触診:
患者さんの左肋骨下 . . . 本文を読む
肝腫大の評価では、肝臓の位置が下降しているだけのことがあり(肺気腫などで横隔膜が平低化している場合など)、上縁の位置を打診やスクラッチテストScratch testで確認します。
辺縁の硬さの評価
1. 鋭角でソフト→正常
. . . 本文を読む
検者の指を約90度屈曲させて鉤形にして触診します。
図 肝臓の触診(上方からのアプローチ)
(出典:Bates' Guide to Physical Examination & History Taking)
そこが知りたい! 動脈血液ガス 一刀両断! 電子書 . . . 本文を読む
まず、肝臓の下縁を触診で触れるかどうか確認します。
深呼吸をさせて、深吸気の終末に触診できるかを診ます。
2種の方法があります。
今回は下方からのアプローチを紹介します。
右下腹部から検者のそろえた指先を徐 . . . 本文を読む
ヘルニア開口部に注意→鼠径・大腿・臍部・手術創(痩せた高齢女性では大腿ヘルニアに注意し、必ず大腿まで観察する)
患者さんに咳をさせて触診中の指に衝撃が伝わるかでヘルニア開口部を確認。
ヘルニアを認めた場合には以下の2点に注意
1. . . . 本文を読む
腹膜刺激症状の一種です
手順:検者は手首を約90度掌屈し、さらに人差し指と中指の2本をいっぱいに進展させた状態で、その「2本指」でゆっくりと幹部に中等度の痛みが生じるくらいの圧迫を加え、少しの間その状態を持続したあと、すばやくその指を離して圧迫を除去し、患者の表情を観察して「わずかに遅れて生じる痛み」の有無を確かめます。
&n . . . 本文を読む
圧痛の有無についての評価は患者の心理状態も踏まえて判断しましょう。
正常でも圧痛が認められる部位に注意しましょう→腹部大動脈・盲腸・S状結腸
腫瘍や慢性臓器腫大(非炎症性)の場合には、圧痛が無いか軽度のみのことが多いです(ただし急性の臓器腫大では著名な圧痛を認めることがあります。例:急性のうっ血肝など)。
腹部圧痛が「腹壁由来」か . . . 本文を読む