今年もGeneral mindを持った医学生、初期研修医のみなさんを対象としたセミナーを東京で開催します。
皆様の参加申し込みをお待ちしております。
開催日:2019年8月3日(土)~4日(日)
場 所:AP東京丸の内 東京都千代田区丸の内1丁目1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー3階
https://www.resident.bz/junior/event/post-1418 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は拡張期雑音。
これは全て病的です。
拡張早期雑音
Ⅱ音直後から始まる。
通常は漸減性。
拡張期を通して聴取されれば全拡張期雑音ともいえる。
慢性大動脈弁閉鎖不全症、肺高血圧症の時の肺動脈弁閉鎖不全症が代表的。
急性大動脈弁閉鎖不全 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
心雑音診察のポイントは下記です。
① 部位
② 大きさ(Levine grade 1-6)
③ pitch(high-low)
④ phase(収縮期・拡張期)
⑤ 音のシェイプ:漸減性など
今回は収縮期雑音についてです。
収縮期雑音は、その始まりと終わりのタイミングにより、下記のよ . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
写真は最近の新聞に載った記事です。
我々が2月に学会を開催した会場であるOISTが世界ランク10位に入りました。
Harvard Medical Schoolと我々とのコラボのICRTワークショップも来月ここで行います。
MDを取った後に基礎系PhDを目指す人にはここでPhD学生をすることをオススメし . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はいよいよS3とS4ですね。
S3は、心尖部においてⅡ音の120~180 msec後に聴取される低調な音。
左側臥位でベルを用いると聴取しやすい。
通常は心不全を示唆するが、30歳以下では正常でも聴取されることがある(生理的Ⅲ音)。
その他、心室の拡張期容量負荷(左心系 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はS2です。
心臓の生理学を思い出しながら考えてみましょう。
S2は半月弁の閉鎖に関連して生じる音。
高調な大動脈成分(A2)とソフトな肺動脈成分(P2)からなる。
増強: 半月弁閉鎖時の圧較差の最大変化率に依存する。
臨床的にはA2―高血圧 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回から心音シリーズです。
まずはI音ですね。
房室弁閉鎖に関連した音。
通常は僧帽弁閉鎖成分(M1)と三尖弁閉鎖成分(T1)、大動脈弁開放成分(A1)にわかれる。
低位胸骨左縁や心尖部で最も大きな比較的低調の音である。増強: 僧帽弁狭窄症、高拍出状 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は心尖拍動の触診についてです。
通常、触診で触れるのは左室側ですが、右室肥大のときは右室が触れます。
健康人ではソフトな拍動であり、通常収縮期の前半に触れ、胸骨中央線から10cm以内で触れます。
広さは1肋間を超えず、Ⅳ音などの拡張期のイベントは触知しません。
持続性 . . . 本文を読む
皆様、こんにちは。
今回はお知らせです。
水戸協同病院と水戸済生会総合病院の共催で、大学の授業では体験できない、内科と救急のエッセンスを盛り込んだ「水戸医学生セミナー」を開催します。春と夏の年2回の開催で10年目を迎えた本セミナーですが、全国の大学からのべ170名以上の医学生が参加した実績があります。リピーター参加者もいるほど好評で、あなたにも満足していただける . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は九州沖縄に比較的多くみられるATLLについてです。
主症状:
リンパ節腫大、皮疹、肝脾腫をみることが多い。
高カルシウム血症による意識障害で受診する場合もある。
診断:
① 抗HTLV-I抗体が陽性
② 血液細胞学的または病理学的にリンパ系腫瘍
③ 腫瘍細胞はT細胞由来 . . . 本文を読む