みなさん、こんにちは。
前回クイズの答え:1
ポイント:特発性の慢性蕁麻疹に対してのルーチンの血中総IgE値や特異的IgE検査は勧められない。
解説:ほぼ毎日出現し6週間以上続く蕁麻疹を慢性蕁麻疹という。
成人女性に多い。
90%以上が原因アレルゲンは不明であり . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
ケース:40歳代男性、会社員。
主訴、2か月前からの蕁麻疹。
特に誘因の無い、搔痒を伴う膨疹様皮疹が四肢や体幹に出現し数時間で消退する。
喘鳴や気分不良なし。
詳細な病歴聴取でも原因となる物質や誘因は不明。
既往歴、内服歴、アレルギー歴なし。
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みなさん、こんにちは。
どのような検査を行うかの判断をするとき「可能性が少しでもあるので」という発想では検査項目が爆発的に増えてしまう。
検査には偽陽性の可能性があり、そのために無益で合併症のリスクのある精密検査を必要とすることがある。
また、後に偽 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回のケースでは、実弟を含む家族会議を行った。
実弟の本心は「これまでにお世話になったので何とか延命してほしい」という気持であった。
そこで、進行期認知症での食事摂取低下での経管栄養では延命できないという、上記の科学的エビデンスを提供したところ、患者本人の事前意思表示に従って、胃瘻を含む経 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
答え:3
ポイント:進行期認知症の食事摂取低下に対してのルーチンの経管栄養・胃瘻造設は勧められない。
解説:進行期認知症の食事摂取低下に対してのルーチンの経管栄養・胃瘻造設は生命予後を改善させる効果は無い。
むしろ、誤嚥 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
90歳代男性、元教員。
主訴:認知症の進行と食欲低下。
数年前よりアルツハイマー型認知症で家族(妻と娘夫婦)による介護を受けていた。
最近は寝たきり状態で意思疎通も困難。
数週間前より食事摂取も低下。
身体所見では、サル . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Choosing Wiselyとは、診断や治療内容の選択において、エビデンスに基づいて、医師と患者の対話を促すためのキャンペーン活動。
2011年に米国がChoosing Wiselyをキックオフし、その後カナダなど欧米諸国に急速に広まっている。
患者にとって有害な過剰診断 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
30歳代女性が発熱と腰痛で近くの医療機関からの紹介で受診した。
頻尿や残尿感に加えて、診察で腎臓の位置に近い右腰部を押すと痛みがあった。
尿検査で細菌が見つかり、腎盂(じんう)腎炎という感染症と診断した。
近くの医療機関では、3日前からフルオロキノロン系と . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
抗生物質に限らず、ほとんどの薬には副作用もあり、有害な症状を起こすこともある。
風邪で処方された抗生物質が原因で発疹や肝障害を起こすことがある。
抗生物質の服用によってある種の菌が異常に増え、大腸で感染、炎症が起きる「偽膜性腸 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
ドネペジルの内服ではアセチルコリンエステラーゼ阻害剤であり、コリン作動性作用(迷走神経刺激作用)により、洞不全症候群(洞停止、洞房ブロックなど)、房室ブロックなどの高度徐脈があらわれることがある。
QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)、心室細動をきたすことがある。
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