引き続き、セルフケアの課題と展望の「総合医、医療への信頼」について考えていきましょう。
「ゼロ次予防」の有力なアドバイザー的役割を担う存在として、「家庭医」または「総合医」を充実させることが望まれる。 「家庭医」または「総合医」は、健診などのメディカルチェックの結果や自覚症状により適時受診した際に、「ゼロ次予防」の有用なアドバイスを与えてくれるだけでなく、精神心理学的なサポートも含んだ全人医 . . . 本文を読む
前回からの続きです、今回はゼロ次予防について考えていきましょう。
近年、医療費の増加により国は、住民主体の健康づくりを重視しているが、住民一人ひとりがセルフケアを実践できるだけの環境は整っていない。 そのため、社会に所属するすべての人々を対象として、「ゼロ次予防」としての対策を実行していくことを提言したい。 「ゼロ次予防」の例として、すべての加工食品で塩分や脂肪含有量を制限する、公共の場での . . . 本文を読む
前回の続きで、今回は予防医学の戦略について考えていきましょう。
疾病の頻度は、その総人口の全体分布の中で決定される。
疾病の発症数の絶対数という頻度から見ると、危険因子の分布の極値グループより、人口数の多い「危険因子は軽度~中等度のレベル」グループのほうが多い。 例として、日本人における脳卒中の発症患者数の絶対数で見ると、むしろ普段の血圧が120~140mmHgの群のほうが、140mmH . . . 本文を読む
今回から新シリーズ「我が国におけるセルフケアの課題と展望」について考えていきましょう。
今回は、個々人のセルフケアを決定する要因についてです。
日本の医療保険制度は疾病の治療のみを対象としているため、疾病の予防や健康づくりは各個人に委ねられてきた。 個々人のセルフケアはさまざまな形で実行されており、各個人間の質的な差は大きい。 個々人のセルフケアの質を決定する重要な要因には、個々人のヘル . . . 本文を読む
今回も軽い話題を1つ、沖縄でチェーン展開しているJefというファストフード店があります、車で注文をし、店員が品物を運んで来て、さらに料金を支払うというシステムです、もともとA&Wというアメリカのチェーン店のシステムですが、そこで沖縄の夏の定番があります。
こちらが注文する機械です
メニューも豊富です、そして
沖縄のスイーツの定番「 . . . 本文を読む
まだまだ暑い沖縄の西海岸は恩納村の風景でもどうぞ
山田ビーチを見ています、空の青
白砂ですね
あの白い建物は最近できたホテルです、大きいですね
手前の砂はとても白いです
よく晴れてます
ゴミが散乱しないようにゴミ箱があります
. . . 本文を読む
前回に引き続きCOPDの臨床所見についてです。
5.COPD急性憎悪におけるバイタルサインの変化
a.頻 脈
低酸素血症・高二酸化炭素血症は、カテコールアミンを増加させ、頻脈をきたす。 重度の低酸素血症・高二酸化炭素血症の場合には、多源性心房性頻脈multi-atrial tachycardia(MAT)や心房細動をきたすことがある。 更に重度になると、心室頻拍、心室細動、無脈性電気 . . . 本文を読む
今回もCOPDの臨床所見の続きです。
2.触 診
a.心最強拍動点の剣状突起下への移動
COPD患者では、肺の過膨張によって、心臓の位置が正中の下方へ移動する。 これにより、1秒率が50%以下となった患者では、心最強拍動点point of maximum impulse(PMI)が剣状突起下へ移動することが多い。 肺性心によって右室肥大をきたした患者では、傍胸骨領域の収縮期前方隆起 . . . 本文を読む
COPDの臨床所見の続きです、今回も視診について考えていきましょう。
f.全身の筋肉の萎縮:muscle wasting
COPDが進行すると、全身の筋肉が徐々に萎縮してくる。 呼吸困難による臥床傾向、低酸素症、TNFなどのサイトカイン増加などが原因とされている。 BMI低値は、COPD患者の予後不良因子でもある。
g.樽状胸郭:barrel chest
肺の過膨張に加え、腹部の . . . 本文を読む