みなさん、こんにちは。
左後頸部の皮膚病変
当院入院1か月前の病変で径10センチ
と発熱、白血球増多症が数週間続いていた。
前医で膿瘍が疑われ、抗菌薬で軽快しなかったため、デブリドマンが行われ大きな皮膚欠損ができていた。
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みなさん、こんにちは。
これまで多数の症例報告論文を発表してきたが、最初の報告例は最も印象に残っているケースであった。
32歳の男性。
細菌性皮膚膿瘍疑いで近くの病院で入院治療を受けていたが良くならない、ということで筆者宛てに紹介され、転院となったケース。
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みなさん、こんにちは。
深部静脈血栓症・肺塞栓症では、ヘパリン等による抗凝固療法が推奨される。
ショックや右心負荷を伴う肺塞栓症ではtPAなどのよる血栓溶解療法の併用も推奨される。
しかし、前回のケースの肺塞栓症は、血圧正常でショックではなく、右心負 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
手術・安静・薬剤などの危険因子の無い特発性(idiopathicまたはunprovoked)の深部静脈血栓症ケースでは、内臓悪性腫瘍による凝固亢進状態とのリンクが示唆されている。
この場合、年齢に応じた一般的ながん検診検査と症状に応じた特異的な検査は勧められる(表)。
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みなさん、こんにちは。
中等度可能性(intermediate probability)の深部静脈血栓症ケース・肺塞栓症では、末梢血Dダイマー測定が勧められている。
しかし、高リスク群(high probability)ではDダイマー検査結果のみでは除外困難なので、Dダイマーは測定せずに直接画像検査 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
前回クイズの答え:4
ポイント:特発性深部静脈血栓症および肺塞栓症の診断と治療の問題である。
抗凝固療法が施行可能な状況ではルーチンの下大静脈フィルターの留置は不要である。
また、臓器症状の無い患者への内臓悪性腫瘍のルーチンのスクリーニングは不要である。
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みなさん、こんにちは。
3日前から、左下肢の腫脹と発赤あり。
今朝より労作時の呼吸困難あり。
システムレビューでは特に他の症状はなし
最近の手術、安静、長距離フライト搭乗、など無し。
既往歴:無症候性高尿酸血症、その他の既往はなし。内服薬なし。
3か月前のがん検診では異常なし . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Choosing Wiselyは、病気の診断や治療において、エビデンスに基づいた賢い選択ができるように、医師患者間の対話を促すための世界的キャンペーン活動。
有害事象につながるリスクの高い過剰診療や、価値が必ずしも高くない過剰検査を減らそうというものである。
具体的な活動と . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
(問題3正解)2
(解説)
1)胃液内のK濃度はそれほどは高くないので胃液の喪失が直接に低K血症をきたすわけではない。
一方で、腸液中のK濃度は高いので頻回の下痢で直接に低K血症をきたすことはありうる。
2)頻回の嘔吐は脱水をきたし . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
まずは前回問題の解答解説。
(問題2正解)4
補正HCO3 =実測HCO3+(AG-12)
= 47+(26-12)
= 61
(解説)
(AG-12)をデルタAGと呼ぶ。
AG開大性(A . . . 本文を読む