みなさん、こんにちは。
多くの米国の学校では計算は計算機を使って行うという。
大部分の学生は「実際の計算」を学ばない。
高校生の運動選手が脳振盪を起こした時のスクリーニング検査として連続7引き計算を行うのはすすめられていない。
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みなさん、こんにちは。
その患者に対して気まずい思いをするかもしれないが、そんな時には、患者がこの検査をうまくできなくても、やさしく接するとよい。
例えば「たった今やった検査はうまくできなかったかもしれませんが、やろうとしたことを見せていただいたので、よくわかったことがあります。これで、もっとあなた . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
途中の間違いは訂正しないようにする。
認知症の患者の一部にみられる保続(例えば93、90、83、80、73、70など)を観察するためだ。
しかし、多くの認知症の患者は保続を示さない。
大部分の正常な人は、連続7引き検査では最初の6回の引き算で間違いは起こさないか、起こしてもせいぜい1回くらいだ。
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みなさん、こんにちは。
ある数から連続的に次々と7を引く計算を患者にさせる検査。
連続7引き計算(“serial 7’s”)とも呼ばれる。
伝統的には100から始める。
カリフォルニアで、この検査の妥当性を確認する研究が行われた結果、小学6年生は間違いを訂正してやれば、2分間以内に100から . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
場所の種類を尋ねる失見当識検査は、自分が自宅や飛行機の中にいると考えている患者に有効である。
場所の名称を尋ねる場合は、スクリーニング検査としてはあまりよいものではない。
医師が病院の名前を完璧に答えさせようとした場合には、多くの偽陽性が起きてしまう。
写真:沖縄本島南部、東海岸の風景で . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
自分が日時を思い出せるかどうかについて、担当医が関心を持っていることに認知症の患者が気づくと、その患者は医師の質問に応えようとして、何かをしようとすることがある。
例えば、医師の時計から日付を盗み見ること。
尋ねられた時に日付をちらっと見ることができるように、枕元に新聞や病院の献立表を置く、などだ。
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みなさん、こんにちは。
フロイトが定義している解離性障害の患者も、時間に対する見当識の質問に答えられない。
解離性障害カテゴリーにGanser症候群がある。
囚人やその他の施設に監禁された人に見られるものだ。
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みなさん、こんにちは。
見当識があると判断するためには、年、月、そして、正確な日付を言えることが必要。
スクリーニング検査は偽陽性があっても、偽陰性になってはいけない。
患者は正確な年(たとえ年が入れ替わった元日でも)、月(「クリスマスの月」ではなく . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
「今から質問をします。あなたが答えを知っているものもあれば、知らないものもあるかもしれません。わかるものにだけ答えて下さい」。
と聞くとよい。
認知症を持っているとはいえ、患者は口実を見抜くことができるかもしれない。
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みなさん、こんにちは。
単に、今日は何日、次に何月か、最後に何年かと患者に訊ねて答えてもらうとよい。
患者から話を聴いている「だけ」なので、限定した部分だけを調べていることになる。
重要な拡張期雑音を探す時のように緻密に調べなければならない。
非常に重要な身体診察の一部なのである。
写真:南城 . . . 本文を読む