みなさん、こんにちは。
尿毒症は多彩な症状をきたします。
今回は消化器と循環器の症状についてみてみましょう。
消化器症状
悪心、嘔吐、食欲不振、異味症、消化管出血
循環器症状
① 高血圧
体液依存性とレニン依存性の2種類があるが前者が多い。
② う . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はフィッシャー症候群についてまとめました。
ギランバレー症候群の亜型です。
臨床的特徴
① 全眼筋麻痺(外眼筋麻痺と内眼筋麻痺)
② 四肢および躯幹の失調症
③ 深部反射の消失
検査
① 髄液検査で蛋白細胞解離をみることがある
② 末 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は検査と治療についてまとめました。
検査
① 髄液検査
蛋白細胞解離(蛋白の増加、細胞数は10以下)、蛋白増加は2週間程度遅れる場合がある。
② 末梢神経伝導速度
伝導速度の低下、複合運動神経活動電位低下、伝導ブロック、F波の潜時遅延や出現率低下。
軸索型では電位の低下 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回はGuillain Barre Syndromeについてまとめてみました。
急速に四肢の脱力をきたす自己免疫性末梢神経疾患です。
緊急に治療を必要とします。
ポイントは以下。
① 発症1~2週前に先行する上気道感染症・下痢症状(2/3の症例)
② 運動麻痺: &n . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
脳血管障害のミミックとは、症候が似ているものの、脳血管障害とは異なる病気群のことです。
下記に羅列しました。
低血糖: 特に糖尿病治療中の患者では意識障害がなくても疑うこと
けいれん後の一過性の片麻痺(トッド麻痺)
頭蓋内占居性病変: 脳 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回は、脳幹部出血と小脳出血、そして、くも膜下出血についてまとめました。
脳幹部出血:
① 40~50歳代の高血圧症未治療者に多い
② 突然起こる頭痛、悪心、嘔吐、めまい、意識障害
③ 橋出血では四肢麻痺、縮瞳、眼球の下方動揺が特徴的
④ CT: 脳幹部に高吸収域
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皆さん、こんにちは。
今回は、脳内出血の半数以上を占める被核・視床出血、脳内出血の10~20%をなす皮質下出血の二つについてまとめてみました。
被核・視床出血
① 高血圧症が最大のリスクファクター
② 活動時に突然発症
③ 片麻痺、失語症、意識障害などの神経脱落症状が短時間で完成
④ CT: 被核あるいは視 . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
今回は心原性脳塞栓症と一過性脳虚血発作についてまとめてみました。
心原性脳塞栓症
① 心臓内で形成された血栓が脳血管を閉塞
② 発症様式: 突然発症、直ちに症状が完成(突発完成型)
③ 塞栓源として心疾患が存在: 弁膜症、心房細動、心筋症、心筋 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回から脳血管障害を細かくみてみましょう。
まず、アテローム血栓症とラクナ梗塞についてです。
アテローム血栓症
① 頭蓋内外の主幹動脈のアテローム硬化が原因
② 一過性脳虚血発作の既往を有することあり
③ 発症形式:急性だが突発ではない程度の緩徐発症、段階状進行
④ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
画像診断の著しい進歩により急性期脳血管障害の診断は比較的容易になりました。
しかし、すべての病院で緊急のMRIが施行できるとは限らず、画像診断に100%依存することはできません。
超早期(3~6時間以内)に脳梗塞の診断を確定することが大切です。
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