今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

星の時間

2005-09-20 22:18:21 | book
私の大好きな作家…ミヒャエル・エンデ
今はもう天国に召されています。

前にNHKの映画音楽の番組で、中川晃教クンが歌っていた「ネヴァー・エンディング・ストーリー」
あの歌が主題歌となった映画の原作「はてしない物語」の作者です。

あの映画は結末が原作の主旨と大きく違ってしまっていて、ほんとに残念でした…
エンデさんは、映画のストーリーを原作の主旨に沿うようにして欲しい…ということで裁判を起こしたのですが、結局その意見は通らず、莫大な印税を裁判費用に注ぎ込んだ結果負けてしまったのですね。

でも、その後また作り直したわけですが…

彼の作品は、時々無性に読み返したくなることがあります。
それも、忙しくて心に余裕がないなあ…という時とか、精神的に余裕がない、といった時…

なんだか、フッと心に浮かんでくるんです…
「はてしない物語」の出てくる絵を探す人とか、いろいろな動物とか、言葉とか…
「機関車ジムボタン」の見かけ巨人とか、ソデワキ氏とか…
「モモ」の話しもいつも仕事に追いかけられる自分を振り返るたびに、思い出します…

…星の時間… 確か「 モモ」に出てくる…

「芸術」が人の心を精神を癒すもの、生活を豊かにするものであるならば、エンデの作品はまさに「芸術」そのもの!
大げさかもしれないけれど。

なにより「言葉」が豊か…
そして、そこには、音楽があり、風があり、豊かな色彩がある…
自然までも、感じられる…
見かけはただの「本」なのに…

多分、アトレーユやモモやジムボタンに出てくる恐竜のこととか、思い出すたびに、私の心は「豊かな空気」を求めているのだなあ…と思います。

そんなに頑張ってはいない、と思っていても、心が息詰まっているのかな?

そして、毎度のことですが…
中川晃教クンの「歌」はそんな私の心を潤す、渇いた「砂漠」の中の「オアシス」…

なんだか、まんま、アッキーの歌のとおりじゃん…(爆)

アンデルセン公園の記事とか読んでいて、つい、エンデのことを書きたくなった私でした。