八十八夜とは立春から数えて八十八日目。毎年5月2日頃。
今年は「うるう年」ですので、本日が八十八夜です。
医学や研究が飛躍的に進歩した現代は、お茶の薬効成分がどんどん分析・実証
・発表されていますが、私たちのご先祖さまは、いにしえの昔から体験的にお茶
の薬効成分に注目し、しかも八十八夜頃にとれた新茶が特に新茶の中でも品質
が良く美味しいと珍重していたようです。
また、「八十八」の末広がりの縁起までもかついで、「八十八夜摘み新茶」を語り
継いできたようです。
宮中や将軍家では「不老長寿の薬」として珍重され、明治時代になるまで一般
庶民はなかなか口にはできなかったようです。
童謡『茶摘み』(ちゃつみ)
♪夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る・・・
晴天の下、一面に萌え立つ茶畑と畝と畝の間で作業をする茶摘み娘。
のどかな初夏の風景を連想させてくれます。
♪摘めよ摘め摘め摘まねばならぬー。摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬー。
それまでのほのぼのとした歌詞とは一変して、「摘めよ摘め摘め・・・」と
いわば強制的に、摘み採り作業を催促しながら「日本の茶」と言い切り、
存在感を表現している様。
江戸時代にはすでに、ヨーロッパへ輸出されていた「日本茶」は、メイドイン
にっぽんを代表する輸出品であり、国内外でもお茶の効能のすばらしさ、
希少価値感を非常に高く評価されていたのではないのでしょうか。
歴史のロマンを感じ、また生活習慣病の予防にもつながる「八十八茶摘み新茶」
を一服味わってみてはいかがでしょう。
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