夕方珍しくZUYAの携帯電話が鳴った。
寂しい話だがメールは良く来るが電話はめったに来ない
記憶にない番号だったので取らずに後で留守電を聞き直してみるとZUYAが数年前に芸能界関係の仕事をしていた時の知人であった。
『 仕事を頼みたい。連絡を取りたい 』と。
もう最近“冷蔵庫の仕事”が嫌で嫌でたまらなく神のお告げのように思えた。電話をかけてみると海外にも進出しているバンドのマネージメントか何かの仕事のようだ。給料も悪くなく、断る理由などあるわけもないので『 お願いします 』と言うことになり電話を切った
もう有頂天でしかもロスやヨーロッパにも行けるらしい。嫁に話すと大喜びで『 お土産は... 』なんて言い出した(笑)

10分後、再び電話が鳴り同じ人からで『 ZUYA、あなた年はいくつだったっけ? 』と。『 35ですが。』。
電話の先でなにやらひそひそ話が聞こえる。なぜかZUYAにはひそひそ話の相手が声を殺して首を振っている姿が妙にリアルに脳裏に浮かんだ。
『 ごめん。この話はなかったことにして~。ほんとごめんね。私、あなたをまだ20代と思ってたわ。また連絡するわね~! 』

なんじゃこりゃ~


寂しい話だがメールは良く来るが電話はめったに来ない

記憶にない番号だったので取らずに後で留守電を聞き直してみるとZUYAが数年前に芸能界関係の仕事をしていた時の知人であった。
『 仕事を頼みたい。連絡を取りたい 』と。
もう最近“冷蔵庫の仕事”が嫌で嫌でたまらなく神のお告げのように思えた。電話をかけてみると海外にも進出しているバンドのマネージメントか何かの仕事のようだ。給料も悪くなく、断る理由などあるわけもないので『 お願いします 』と言うことになり電話を切った

もう有頂天でしかもロスやヨーロッパにも行けるらしい。嫁に話すと大喜びで『 お土産は... 』なんて言い出した(笑)

10分後、再び電話が鳴り同じ人からで『 ZUYA、あなた年はいくつだったっけ? 』と。『 35ですが。』。
電話の先でなにやらひそひそ話が聞こえる。なぜかZUYAにはひそひそ話の相手が声を殺して首を振っている姿が妙にリアルに脳裏に浮かんだ。
『 ごめん。この話はなかったことにして~。ほんとごめんね。私、あなたをまだ20代と思ってたわ。また連絡するわね~! 』

なんじゃこりゃ~


