陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

鬱病

2009-01-08 08:34:17 | Weblog
昨年一年、考えさせられたことが幾つかあるが、
その一つが「うつ病」。

読めても、手書きで「鬱病」とはなかなか書けない人が多いと思う。
途中で、あれ、どうだった? となる。ワタシも同じ。
(周囲から、自分がそうだからといって他も同じだと思うな、と言われそう。)

それはともかく、この鬱病が次第に増えつつある。
この鬱病で休職する人が。
休職する人は、つまりは会社に申し出て表面に出た人だが、
そこまで行っていない、まだ表面に出ていない人も多いのではないかと想像される。

昔なら、どこかの、誰かの話で、自分には無縁という感覚だったが、
どうも今は違う。
他人事ではない。

長期休職にまで至った人は、その程度にもよるが、現実問題として職場復帰は厳しい。
リハビリをしても、復帰後の仕事に適応できるかどうか。
一度復帰しても、再発の可能性もある。
会社や仕事で差があるが、職場での一定の配慮も、長期にわたるとなかなか難しくなる。

(イメージとして)一度そうなってしまうと、あり地獄に陥ったのと同じ。
家庭があり、家のローンがある人だとどうなるか?
- そういう年代の人がなるんだよね。仕事のプレッシャーがのしかかる年代が。
以降の、厳しい人生が容易に想像できる。

もし、自分、或いは周囲で、その兆候を感じたら、
今まで仕事を通じて得たものを全部捨ててでも、最悪の事態だけは回避する方策を考えた方が良い。
それさえ回避すれば、後でリカバーすることは可能だろうから。

いろいろ原因、理由はあるだろうが、
それらはさておき、日本人は、昔と比べて人間がヤワになっていると感じるのはワタシ一人?
雑菌がいない環境で育った者が、蝿が飛び、ゴキブリが出る環境下ですぐ病気になるのと似た感じ。
花粉症などのアレルギーも同じだという。
雑草の様なたくましさが、個人だけでなく、社会から失われている気がする。

しかし、そんなことを言っても始まらず、
現実には、そういう状態に陥った場合に、政治は勿論、社会の支援など期待できないから、
ただただ、それぞれが自己防衛をする必要がある。

これからの世の中、どうやって、しぶとく、たくましく生きるか。
このブログを読んだ方、他人事だと思わず、ご留意のほどを。  
コメント (4)
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