陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

新年でござりまする

2009-01-01 09:00:25 | Weblog
新年でござりまする。
プアのワタクシ(←今日だけの表現)にも、どういう思し召しか元日がやってまいりました。
有り難いことでござりまする。 

ワタクシ、約10年前から個人でも会社でも、年賀や年賀状を全廃し、ご無礼申しあげておりまするが、
プアに免じてご容赦くだしゃりませ。
(理由になっていない?)

世の諸兄が、正月をどう過ごされておられるのか、存じあげないのでござりまするが、
ワタクシの元日は、一年の特別な日なのでござりまする。
何が特別でござるか?
それはもう、4年前まで、一年に一度の定休日なのでござりましたからなぁ。
今では、日曜日を定休日にしておりますので、一週に2日の定休日がある一年で唯一の週なのでござりまする。
めでたいことでござりまする。
有り難いことでござりまする。

涙して雑煮なんぞをいただきまする。
プアにして雑煮を食するとは、何とも今年の正月は豪華でござりまする。
本当は、糖尿のためカロリー制限があり、食してはいけないのでござりまするが、
次に食する機会があるかどうか分からぬゆえ、無視して頂戴つかまつりまする。
モグモグ。  

昔の丁稚どんは、盆と正月に数日の休みがあったそうでござりまするから、嘘の様な話しでございますなぁ。
今の時代、特にお役人様は今年は12月27日から休みだそうでござりまして、まるで王侯貴族でござりまするなぁ。
ワタクシなぞ、お役人様を仰ぎ見れば、恐れ多くて目ん玉がつぶれそうになるのでござりまする。
仕事なんぞ適当にやったフリをすればいいのでござりまするからなぁ。
ワタクシめには、とても人とは思えませぬ。

人のことはともかく、気分としては、凧をあげ、こまを回して遊びたいのでござりまするが、  
凧やこまを買う金なぞありませぬゆえ、
また作るにも、どうにも手が不器用でござるゆえ、
何をするでもなく、無為な時間を過ごすのがワタクシの元日なのでござるよ。
テレビもくだらない番組ばかりで、テレビ局はそろいも揃って、よくぞこんなアホ番組を考えつくものでござりまするなぁ。
社会として、時間と金のムダでござるよ。
しかし、とほうもないバカ知恵がないと、ここまでアホ番組競争はできませぬ。
それに出演する者も、まあそれは求めに応じて出ているのでござりましょうが、
アホ番組に加担しているご自分がよくイヤにならんものでござりまするなぁ。
プア&アホはワタクシだけではないことを実感いたしまする。
まあ、昨今は、アホを装うアホが人気を博するようでござりまするから、
当人は何も感じず、金の稼ぎどきと思っているのでござりましょうなぁ。
そうしたアホ番組をプアが見ているのでござりまするから、世の中、マンガでござりまする。

ワタクシもな、コタツでごろんと横になって、本なぞ読みながら昼間から焼酎を飲み、
うたたねをすると腰が痛うござりましてな。
腰と背中が痛い、痛いというのが毎年のことでござりまする。
家内に頼んで揉んでもらうと、嫌がられましてな。
「今日は会社に行かないの?」といやみを言われるのでござりまする。
節句働きではござらぬが、会社へ出た方がよかったかもと思いつつ、日が暮れるのでござりまする。

世の中、平和でござりまするなぁ。
 - 自衛隊は相変わらず戦争ごっこ、軍隊ごっこをやってりゃあいいんだから。
世の中、豊かでござりまするなぁ。
 - 身売りしたり、餓死する人なぞいないんだから(ごく稀にいるかも)。
 - ワタクシなぞ、プアだとほざいてりゃあ一年が暮れるんだから。


コタツからガバッと起きて、トーンが一転。 ウッ、正月どころではない!
知らなかったのだが、
チェ・ゲバラ(Che Guevara、1928年~1967年)の映画2部作
-「チェ/28歳の革命」、「チェ/39歳 別れの手紙」が近く公開されるとのこと。
往々にして、こうした映画には期待を裏切られるが、やはり見てみたい。
20世紀 最高の英雄、チェ・ゲバラの面影を。一端だけでも。
そうだ! 追憶に、この正月は「Hasta Siempre Comandante」だ! 【注】

今の、利権にまみれたボンクラだらけの政界、金亡者だらけの実業界をみるとなさけなく溜息ばかりだが、
ワタシはマルキストではないものの、ゲバラの様な男がいたことだけで、この世もまんざら捨てたものではないと思う。
知れ プアとは無縁の、真の男の生き様を。


【注】「Hasta Siempre Comandante」は、ゲバラ讃歌(カルロス・プエブラ Carlos Pueb 作曲)
youtube にいろいろあった。 歌としてもいい曲ですよ。
Hasta siempre -- 画像でゲバラの面影を偲ぶ
Hasta Siempre Comandante Che Guevara -- ゲバラの画像と太い歌声が良い
Nathalie Cardone - Che Guevara -- ゲバラを商業化している感があるが、歌もイメージも悪くない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする