陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

政府に尋問の筋之あり

2009-06-15 08:57:19 | Weblog
先週末、総務大臣を辞任した際の鳩山邦夫発言
-「政府に尋問の筋之あり」 が、鳩山発言の真意はともかく、政府に反旗を翻す意味にとられている。

少々、違和感がある。
西郷の心境としては、自身が正当であり、文字通り、尋問または問罪のために上京するというもので、
反旗というより、むしろ君側の奸を除く意識が強かったのではないか。
理想とはほど遠い状態になってしまったとはいえ、自分が中心になって作った政府なのだから。
また、それを裏づけるのは、自分はまだ陸軍大将であるとの意識であったと思う。

西郷の周辺の思惑も、様々なものがあったであろうし、
結果として、西南戦争となり、勝者の側の歴史から、反旗を翻す言葉の様になった訳だが。。。

いずれにせよ、鳩山が大西郷を気取るのは、
人物もさることながら、国全体への影響力も全く違うのだから、
意気込みはともかく、あまり感心しない。
コメント
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