陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

12月ですぞ

2009-12-01 08:59:25 | Weblog
毎年同じことを言っているが、早いもので、今年も12月でござりますよ。
何も成果らしきものがないままの、
いや、ないどころか、更に落ち込んだ一年がもう少しで終わりですよ。

困りましたなあ。
何が?
そりゃあ、あなた、
「何とかせなあかん」と思うて、一生懸命に坂をのぼっているつもりが、
エッシャーのだまし絵じゃあないが、
気がつけば、いつの間にか下っているという、この情けない現実にですよ。

ドラマ「坂の上の雲」が始まったが、
彼らと違って、のぼり方が悪いのか、のぼる道を誤ったのか、
何なのでござりましょうなあ?

それが今年だけでなく、
十年、二十年と、同じことを繰り返すのでござりますからなあ。
情けない。
我ながら。
しかし、こんな情けない調子を毎年繰り返すのも、一つの才能ですかのう?
プアという才能。

では、一念発起、来年は小説を書いてみようかしらん?
「坂の上のイワシ雲-ヒトは何故にプアであるのか? 平成の国家論」という題で。
ワタシは、創作力&表現力はゼロであるが、パロディなら書けるかも。
ワタシの場合は、パロディというより、単なる悪たれ小説かも。

昨日のブログで敬愛する秋山兄弟に触れた。
彼らは彼らなりの人生を自身で歩んだが、
しかし、一方では、彼らが作りあげた明治という国家が、
結局、昭和の敗戦を招いたワケで、
この皮肉は何なのでありましょうなあ。
いや、皮肉ではござらぬよ。
必然でござりますよ。
成功は失敗のもとでござりますからなあ。

しかし、逆は真ならずで、「失敗は成功のもと」ではござりませぬよ。
一般の世界とは違いましての、
プアの世界では、「失敗は更なる失敗のもと」でござるよ。
世の諸賢よ、ご注意めされよ。

今の世の中、しんどい方も多いと思うが、
しかし、殆どのお方は、今しんどい状態にあっても、今まではそうではなかったワケで、
ず~~~っと、しんどい状態のおヒトは少ないと思いますぞ。
一時しんどいくらい、どうってことはありませんぞ。

今年は暖冬といっていますがの、
そうはいっても、これからだんだんと寒くなる。
ワタシも寒くなる。
いや、身体だけじゃあござんせん。 
ワタシのアタマとフトコロも、全てが凍える様になってゆく。。。

=つけたり=
今朝の日経の社会面に、「元派遣社員、困窮続く」という記事がありましたぞ。
派遣切りにあい、失業給付の受給期間が過ぎてしまい、生活保護を申請することにした40代男。
このところ、派遣会社からの電話で仕事の声がかかるが、誘いを断り続けている。
短期派遣の仕事はしたくない、という記事。

ほう、結構でござりますなあ。
今の時代、仕事を選んで生活保護を受けようかという者が困窮者として扱われ、
社会問題として取りあげられるんですなあ。
マスコミはアタマが少し狂ってるんじゃあないの?
ワタシも仕事を選んでみたいものでござる。
コメント
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