陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

プア村のCOP15

2009-12-18 08:56:02 | Weblog
プア村の会合。
それぞれの地域から選ばれた委員15人が集まり、コップ酒を飲みながら議論。

議題は、いっぱい蓄えていた筈のマンジュウが残り少なくなったので、
「どう配分するか」について。

なんで、マンジュウがもうこれだけしか残ってないのか?
誰が食べてしまったんだ?
知らないよ。
ボクじゃあないよ。
アイツだ。アイツが責任をとるべきだ。
ジブンだけじゃあない。オマエも食べたじゃあないか。
ワシは(今は)いっぱい食べてるけど、合計するとアンタより少ないゾ。
一番沢山食べている肥満体のヤツは、隅に隠れている。
この肥満体は、昨日「あるべき姿を目指そう」などと格好いいことを言っていた。
今は、この肥満体と、もう一人の食欲旺盛な者が、全体の半分近くを食べているらしい。
この二人は、何もしようとはしない。
ヘタをすると、いま食べている量を減らされるから、ただただ現状維持を主張。
蓄えが次第に減ることなんぞ知らぬ顔。
今、食べられるだけ食べてやろうとのコンタン。
痩せ細った者が、怒ってしまった。
今まで沢山食べたヤツはカネを出せ、と。

もう子供のケンカと同じになってしまいましたぞ。
結局は、ずうずうしいヤツがのさばるだけのプア村でござんす。

話しは、今日も堂々巡り。
議長は「もうやってられません」と辞任。
明日になると、ますますマンジュウが残り少なくなる。

仕方がないから、今日もほろ酔い気分で解散。
また明日。  
明日もタダのコップ酒が飲めるゾ。

これからの食べ物を心配して議論を見に来た村人は、会場に入れず、外で待たされただけ。
寒さで凍えそう。

【注】コペンハーゲンでのCOP15とは無関係です。念のため。
コメント
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