陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

沈鐘

2010-06-26 18:54:02 | Weblog
新聞をみると、
ワールドカップの決勝トーナメント進出で、おおはしゃぎですなあ。
明るい話題には違いないけど、
少々はしゃぎすぎでは? と感じつつも、
しかし、このところず~っと明るい話題が少ないから、まあそれもいいのかも。


カン氏が、主要国首脳会議(G8サミット)に出たそうな。
ミンナはあきれているでござりましょう。
日本の首相?
また違うのが来たぞ?
日本の国会は歌舞伎の回転舞台なのか?
どうなってるの?

答えてあげましょうよ。
日本は、人材の宝庫で、一国のリーダなんぞワンサといるのでござります、と。
次に何かあったら、いつでも新しい顔を出しますぞ、よ。
何なら、お好みを言うてくだされや、と。


上場企業では、1億円超の役員報酬の個別開示がはじまっているが、
結構多くの役員が「億円プレーヤー」なんですなあ。
公開に反対の声も多いとのこと。
今は、上場企業の1億円超が対象だが、
むしろ、全企業・全役員を対象にすれば良いのでござります。

もっとも、そうなると、ワタシなんぞ躊躇する部分があるのでござります。
理由は単純で、余りにも低水準で「恥さらし」になるからでござります。
個人的には、そんな恥なんぞ、どうでもいいのですがね、
家族がみっともないことになりますからなあ。
報道によると、会社の家賃を、社長が夜のアルバイトで稼ぐ、類の人もいるそうですなあ。


「物価が一番高いのは横浜」(2009年)なんだそうな。
ワタシはそこに住んでいるのでござりますがの、
プアが物価高のところに住むとは、何たることでござりましょう。
涙が止まりませぬよ。


もういいかげん、そんな俗界から隠遁し、
願わくば、隠者として過ごしたいものでござりますなあ。
現実にはそうはゆかず、陋巷の中で、チマチマ仕事に追われ、
そうしたプアな人生から逃れられないのですがね。
哀れな人生でござります。

ハウプトマンの「沈鐘」のもじりで、「森のプア」にござります。
(Gerhart Hauptmann、1862年-1946年)

どこからわたしゃ来たのやら
いつまたどこへ帰るやら
食っては寝るだけの日々じゃから
今日も夕焼け赤いぞな

小鳥が軒でさえずれば
母さん餌はどこじゃいな
巣立ちをしたから餌はなし
ジブンで糊口をしのぐだけ

森の泉はありがたや
飲み水だけはありますぞ
がつがつ腹を満たすより
小鳥や花と暮らしましょう
コメント
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