陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

中国知らんぷり事件

2011-10-20 08:50:01 | Weblog
報道で知ったのだが、
中国で、数日前から一つの防犯ビデオ映像が話題になっているそうな。
2歳のこ供(子供)が、アーケード商店街を歩いていて車にはねられた(広東省仏山市)。
車はそのまま走り去り、
歩いている通行人は、倒れているこ供なんぞ知らんぷり。
次の車が来て、またこ供をひいていった。
その後も通行人はそのまま通り過ぎる。
やっと18人目の女性が、こ供を介抱する。  (映像はネットに上がっている)

中国では、この状況について、
「経済は発展したが、道徳は失われた」、
「罪悪が満ちるこの社会制度こそ、このような残忍無情な運転手と通行人を作り上げたのだ」
などの声が出ていると同時に、
救助した人が「売名行為」と非難されているとも。

この救助した女性(陳賢妹(ちん・けんめい)、58歳)は、倒れていた女児を道路の脇に寄せ、
周辺の人に救急車を呼んでくれるように頼んだが、誰も応じず、
女児の両親を見つけて、救急車を呼んだそうな。
(注)陳さんは、読み書きができず、電話も一人ではかけられないとのこと。また、政府からの感謝状と報奨金2万元を辞退。
被害者の女児は集中治療室で治療中で、生存する可能性は低いという。

中国政府は、この事件について「道徳」の重要性を訴える声明を出したそうな。
何と! 「道徳が重要」などと、あの中国狂産党が言うんですと!
ぶわぁっふぁっは!  ですなぁ。

そういう腐りきった社会をつくりあげたのは、中国狂産党自身ではござりませぬか!
改革開放以来、金、かね、カネ、 そして再び 金、かね、カネ、
中国式社会主義(中身はカネ万能の狂産党国家資本主義体制)を目指し、
利権と汚職まみれの党員国家を作ってしまったのは誰ですかな?

この映像を見た日本人はどう思っていますかなぁ?
ワタシは、中国人の知らんぷり事件は、「そうやろな」と思いましたがな。
そして、「今の日本人と似てきたなぁ」と思いましたがな。

えっ? 日本人は違うって?
そう思うている、おめでたい人はどなたですかな?
そのお方は、「原発は安全」と思うていたに相違ござりますまい。
つまり、信仰に生きるお方でござりましょう。

知らんぷりな~んて、今の日本社会では当たり前の事象でござりますよ。
よ~く、身の回りを見てみなさいな。

例をあげると、
ワタシ自身が2年前から体験中の、電車での座席譲りもその一つですなぁ。
ワタシの試算では、
日本人で、杖をついた老人に、行動ベースで座席を譲るお方は、100人に一人でござります(通勤時の中距離電車の場合)。
優先席に限ると、100人に二人でござります。
(年末に、一年間の譲られ結果を本ブログで公表予定)

20数年来、中国には行っていないが、かってのワタシの経験+人の話しでは、
中国人が老人等に座席を譲る確率は、日本人よりもはるかに高いですからなぁ。
この件だけに限っていえば、
あのマナーが悪い中国人よりも下、それもずぅ~っと下なのでござりますよ。日本人は。
上の知らんぷり事件は、他人事ではござりませぬのぢゃ。
日本人の問題でもありますのぢゃ。
更に、昨日のブログでも書いたように、これからPPウィルスが蔓延しますからなぁ。

えっ?
オマエはどうかって?
実は、ワタシも知らんぷり人間なのでござります。 
何せ、ワタクシメはPPPウィルス感染者で、ココロもプアでござりますからなぁ。 
コメント
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