陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

ノダ何某の『三丁目の夕日』

2012-07-28 10:33:14 | Weblog
新聞を見て驚きましたなぁ。   
-『三丁目の夕日』の時代は、今日より明日がよくなると皆思っていた。そういう時代をつくりたい

そんなことを公式の場(参院消費増税関連特別委員会)でほざいたお人がおるそうな。
ノダ何某とかいうお人だそうでござります。
ワタシはその映画は見ていない、いや見る気なんぞ全くないのだが、
「今日より明日がよくなると思っていた」時代?
-そんなものは幻想で、そんな時代なんぞはなかったのでござりまする。
皆、今日を生きるに精一杯で、あるとすれば、明日に希望を託すしかなかっただけの日々だったのでござります。
それを、希望があった時代と言うのは「ごまかし」でしかありませぬ。
流浪の脱却を夢見るホームレスがいるとして、その者は「明日への希望」に生きておりますかや?
ニンゲン、オノレのムカシにノスタルジックな想いを持つことはあるだろうが、
それは当人の感傷であって、
それ以上でも、以下でもありませぬ。

そして、増税を旗印にし、国民に負担を強いる者が、よくぞそんなことを言えますなぁ。
負担を先送りにするのではのうて、今も、そして将来も過度の負担をせんでもええようにするのが政治やと思うが、
そのためのやるべきことをせずに、負担を強いることだけを強弁し、「今日より明日がよくなる時代をつくりたい」とは、何を言うておるのでござりましょう。
このお人は。。。
情けないことでござります。  

魯の哀公12年(前483年)、季康子が孔子に増税の相談をしたとき、
孔子がどうであったか、ノダのおっさんは分かっておるんですかなぁ?
季康子は増税を強いたが、
以降、魯の国は衰退の一途をたどるのでござります。
ノダのおっさんよ、あんたはんは現代の季康子なのでござりますよ。
分かっておりますかな?  
コメント
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