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陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

プア5-(5) 年金-悲惨な老後

2009-05-09 16:06:49 | Weblog
過日の報道で、厚生年金の給付水準は、
政府・与党が公約する「現役世代の5割確保」が達成できなくなるという(厚生労働省の試算)。

【注】厚生年金の給付水準
現役世代の男性が受け取っている平均的な手取り賃金に対する年金額の割合。
政府は2004年の年金改革で、モデル世帯(40年間サラリーマンの夫と専業主婦の妻)の給付水準を
「50%を維持する」と年金改革関連法に明記し、
50%を切りそうな場合は「所要の措置を講じる」と定めている。

「所要の措置」とは、何なんだろう?
役所がよく使う、分かった様な、分からない様な、意味不明言語。
どうせ、消費税や保険料率のアップなり、支給開始年齢の引下げに決まっているだろうけど、
何だか笑っちゃうね。
「所要の措置」なんて、さも次の秘策があるかの様な、もったいぶった表現をしているが、
プアなワタシごときに、即座に「負担増だろ?」と看過されるとは、
何という底の浅さよ! 尻の軽さよ!

2004年の政府+自・公による「100年安心」年金が、1年たたずして崩壊したことから、
年金について、政府や厚労省の言うことなぞ信用する者は誰もいない。
50%をきることだって、誰も驚かず、当然の話しが出たという印象。
まあ、厚労省は、国民のそういうあきらめムードを待っているんでしょうなぁ。
それを狙って小出しにしてくる。
うまいやり方というか、小ずるいというか、アタマの中は責任転嫁だけというか、役人根性まる出しというか、無責任というか、
何と言えばいいんやろね?
最近はやり言葉の「強欲資本主義」も、この伝統ある「官僚主義」には到底かなわない。
いや、違った。
今の時代、強欲資本主義と官僚主義はセットだから、
強欲が少し傷ついた今、片肺飛行を支えるべく、官僚主義は必死の状態。

そういう中で、政治のヒンコンと役人のムセキニン体制の結果にこれから直面するワタシはどうすれば良い?
若い人の参考に、ワタシ自身の年金に対する意識の変遷を書くと、

(1)会社勤めの頃 - 遠い先の話だし、給与から天引きされているため、意識なし
(2)会社を辞めた後 - 将来のことより今どうするかが問題 ⇒ 年金のことなどアタマになし
(3)受給が遠い先の話しではなくなった今 - 働けなくなり無収入になったら年金が頼りだなあと痛感

我ながら、情けない話。
プアまる出し。
(2)のせいで、受給額は極めて低額。
これでは到底生活ができない。
働きつづけるしかないが、働けなくなったらどうする?
気力、体力、健康面などで、いずれそういうときが来る。
さてさて、そのときが大問題。

サラリーマンで定年まで完走した人は、額が十分かどうかは別として、
何とかなる人が多いだろう。というより、何とかするしかない。
退職金を含めると、老後は厳しいながらもそれなりに設計できる。
自営業者を含め、ワタシの様な者は、さてどうする?
ワタシの様なものとは、働けど蓄えナシ and 退職金ナシ又は低額 and 低年金者のこと。
自分は仕方がないとして、後に残った家人はどうする?

わき目もふらず働いてきたにもかかわらず、
今までの「ツケ」がまわってくる。

寓話のアリとキリギリス-
アリは冬に備えてせっせと蓄え、キリギリスは遊んで働かない。
しかし、現実の日本では、第三の登場人物が必要だと思われる。
第三のとは、アリと同じくせっせと働くものの、その日その日の食い扶持を得るだけで蓄えができなかった者。
蓄えは少しはあるが、十分でない者も含めると、現実はこの第三の者が一番多いのでは?
それを@@@とすると、
寓話は、時代にあわせて改変し、「アリとキリギリス、そして@@@」とすべきかも。
あるいは、アリの中でも大きな格差が生まれているのか?

-この新しい寓話で、@@@は、さてどうなるか?
やはり、努力はしたが蓄えられなかったのだから、冬には死ぬしかないんでありましょうなぁ。
というか、死ぬ義務があるともいえる。
資本主義の、生存競争の世では。
成果を出せなかったんだから。
そういう世の中でいいのかって?
しかし、いいも悪いも、それが現実だから。
あるいは、もっと別な話しができても良い。
どなたか、面白い話をつくってみては?

贅沢なぞ無縁のワタシの様な者に、あるいはそういう者だからこそ悲惨な老後が待ち受ける。
確か、「明日なき身」という本があったが、まさにそのタイトルのとおりになってしまう。

さてさて、困ったゾ!
一方、若い人からは、言われるだろう。
「何とかなる世代はまだ良いが、若い世代はそれこそどうしてくれる?」と。
そうなんだよねぇ。
そういう意味では、ワタシだけじゃあなく、若者を含め多くの者がお先まっくら。
展望なし。

これを読む若者よ、いずれアナタも同じだよ。
まだ先の話だから、実感がわかないだけ。
ワタシは、上の様に自分のプアを嘆いているが、
若者は、何十年か後に、社会の、国家のプアを嘆く様になるだろう。
失礼、違った! 「だろう」ではなく、確実に嘆く。
その意味では、ワタシは、ただ若者より一歩先を行っているだけ。

唯一の解決方法は、適当なところでこの世からおさらばすること。
しかし、そんなに思惑どおりにうまくゆくかねぇ。
他には?
生活保護?
子供がいると難しい。
では、小菅などの施設を利用すること。
う~ん、それもねぇ。
人の金(税金)をアテにするなぞ、まっぴらゴメン。
海外年金生活?
それが理想だが、一定以上の年金収入と、VISAをとるためのまとまった資金が不可欠。
ムリやね。
革命?
うん、いい手段だが、一人ではどうにもならん。

イヤハヤ。
遅いけど、今からでもチマチマと老後資金の積立てをするしかないのか。
しかし、食うや食わずで多少の蓄えを用意しても、長生きをした場合は、十分には程遠い。
長生きをする恐怖!

八方ふさがりのわが老後 and みんなの老後。
あ、もう一つ方法があった。
完全ボケになること。
ボケてしまえば、怖いものなし。
ワタシなぞ、だいぶボケてきたから、あともう少しだな。
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表彰?

2009-05-07 08:49:25 | Weblog
連休明け。
朝、雨はまだあがらず。イヤな予感。

的中!
京浜東北線、横須賀線が動いていない。
JRは、やっちゃあいけないときに必ずやるんだよね。
常に期待を裏切らない。

東海道線に乗る。当然にギュウギュウ詰め。
昔を思い出した。
昔は、毎日、これが当たり前だったなあ、と。近年は乗客が少ない。
そう思えば、JRなぞ、何とか走っているだけでもヒョウショウものかも!
期待をしてはいけない。

ヒョウショウといえば、さるところから、ワタシ宛てに通知があった。
「貴殿の功労につき表彰するので、式に出席されたし」というもの。
差出は、変なところではないものの、「え?」という感じ。
このワタシが功労? プアを表彰?

恥ずかしながら、
  (1)ワタシは、アタマとココロとフトコロがプアである
  (2)プア三重苦であっても、他人の施しは受けない(厚意は受ける)
  (3)そのプアが、青息吐息ながらも、何とか生きている
という点にひそかな自負を持っている。
とはいえ、人様に披露できる様な、ジマンとするハナシではなく、
(目標に手が届かず)プアを嘆いてばかりだけれど。

ただただ、
公的資金や補助金・助成金をアテにするどこかの会社や、
みんなの血税から出る給与や退職金や年金を当然と考えるどこかの国の役人など、
そうした醜い生き方だけはすまい、というハナシ。
これはワタシの「プア憲章」。← アホな自己満足に過ぎないけど。
と、いうことで、

ワタシごときに表彰なぞ、恐れ多いことです。
辞退申しあげます。

と回答した。
拒否すると書くとカドがたつので、辞退すると書いた。

そのとき、副賞は何だろう? がアタマをよぎった。
ワタシは、大小・軽重を問わず、その種のものは一切受けないこととしているが、
言うまでもなく、プアを表彰する者なぞいる筈もないから、好き勝手にそう広言しているのであるが、
そうは言いいつつも、例えば、
「文化勲章の受章者は、終身年金が支給される」などと聞くと、
(調べたら、年額350万円だった)
自分には無縁の世界の話ながら、ヘエと思ってしまうのでござんす。

文化勲章や文化功労賞の受章者は、おおむね功成り名遂げた人あろうから、
何故に、更なる経済的褒賞なんだろう? とも思うんだけど。。。
な~んて考えるのは、プアのアカシか。
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対談での姿勢とワーキングプア対策

2009-05-05 16:44:56 | Weblog
帰省&行楽帰りラッシュが4日から始まり、大渋滞とのこと。
  ・帰省の人に対し一言 ⇒「ご苦労様ですのう」。
  ・行楽帰りの人に対し一言 ⇒「苦労」。
人のウラをかいて一日早く、とは誰もが同じことを考えるやね。
次からは、ウラのウラをかいて、目的地へ行ったら、とんぼ返りですぐ戻るんですな。
或いは、ウラのウラのウラをかき、どこへも行かない手もありますゾ。

ワタシはプアであるため、車を買ったことがなく、感覚がよく分からないのだが、
中央分離帯を何ゆえに可動式にしないのか、昔から不思議で仕方がない。
上りなら上りだけが渋滞し、下りはガラガラ。
バカみたい。

連休に限らず、お盆の頃など、何ゆえに、どっとでかけるのか?
子供がいると、どこへも行かないわけにはゆかない?
それはそうだよね。
しからば、連休で感じたことを、子供の宿題(作文)に書かせたらどう?
例えば、

【1】たろうくんの作文
『せいふが行楽地へゆこうというので、かぞくででかけました。大じゅうたいでした。
せいふのいうことをまにうけるとどうなるか、よくわかりました。』

【2】はなこさんの作文
『せいふが行楽地へゆこうといいました。わたしのおうちは貧しいので、どこへも行けませんでした。』

【2】は、ワタシの家庭を例にしてしまった。失礼。
世の中、ワタシの様なプアの家庭は少数派だろうから、例には不適当かもね。

貧しいといえば、十年位前(?)から話題のワーキングプア。
ワタシなぞ、60年前からプアだけれども。。。
過日の、5月3日、憲法記念日。
NHKのETV特集「いま憲法25条“生存権”を考える」を見た。そのときの印象。

経済評論家の内橋克人氏と、派遣村村長の何とか氏の対談。
内容は、内橋氏の話の部分は興味深かった。

が、派遣村村長の態度や話し方が不愉快であった。
内橋氏を前に足を組み、
内橋氏の話に「うん」とか「ふん」とかで応えている。
本人はそんなつもりはないんだろうが、内橋氏を何と心得ているのかねぇ?
内橋氏は、いつもと変わらぬ丁寧な話し方。
そのアンバランスが、
何だか、せっかくの番組を今一に感じさせられた。

自称「活動家」として行動するからには、行政の壁を乗り越えるタフさが必要で、
また、それを武器に有意義な活動をしてはいるんだろうが、
今回の対談は何だかいただけなかった。
相手をみて、キチンと接した方が良い。
もっとも、ワタシも余り人のことは言えないけど。。。

はいあがろうとする人の「しんどさ」は、ワタシもよく分かる。
ワタシ自身、何の準備もなく会社を辞め、自分の道を探した経験者だから。
未だに探しているけど。。。
しかし、戦前までと違って、仕事や条件をえり好みしなければ、何とかなる。
特殊な例を除き、健康に問題がなければ、職を求めて得られないワケがない。
得られないのは、えり好みをしているから。
望む条件の仕事を今すぐ得ようだなんて、どんな時代であれ、それは贅沢。
サラリーマンを含め、殆どの人が同じこと。
得ているのは役人だけ。

現に、求人を出しても人が来ない仕事なんて、世にいくらでもある。
いわゆる3K的な仕事になるけど。
それだって、立派な仕事の一。
それを嫌がって、生活保護を受けようなんて、どうかしている。
(緊急避難としては、生活保護も方法の一つではあるだろうけど。)
世の中の評価としては3Kではないけれど実態は3K、なんて仕事は、はいて捨てるほどある。
政府はいわずもがな、NPOも、
現象に振り回されず、基本的な労働のあり方を模索した方がいいと思いますがね。

いずれ遠からず、仕事は一杯あるが労働力不足となり、それを外国人労働力が埋め、
その結果、外国人問題で国内が騒然となるときが来るだろう。
欧州諸国と同様に。

番組の最後に、内橋氏は、持論の「共生経済」に言及し、FEC(フェック)自給圏(権)を述べていた。
⇒ F(foods、食料)+E(energy、エネルギー)+C(care、介護)
連帯と参加と協同を原理として食料、エネルギー、介護など人間の基本的な生存権を大事にする。
FとEとCを自給し、消費するだけでなく、そこに雇用を作り出す。
その価値観の下で新たな基幹産業を創出し持続可能な社会に変える。
というもの。
その様な世の中になれば、ワタシの様なプアも少しは生きやすくなるだろうに。。 
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豚肉は安全?

2009-05-04 16:49:54 | Weblog
ニュースを見ていたら、
生協の通販で、「豚肉は安全」とのチラシを物品と共に配布した旨を報道していた。

豚インフルエンザ感染か? の初期報道の頃にも、マスゾエが同じことを言っていたね。
加熱すれば問題なし、とのこと。
正確に書くと、中心温度71度の加熱処理をすれば、ウィルスは死滅するとのこと。

ふ~ん。
マスゾエは、加熱処理をした感染豚肉を朝昼晩と食べてみたのかね?
あるいは、厚労省管轄のどの研究機関で、誰がどうやって実験・確認したの?
生協その他の機関は、感染した豚の肉をどうやって入手し、どう実験したんだろう?
問題なしと断言するには、数例のサンプルではダメで、多数の実験・確認が必要だと思うけど。。。

大抵のウィルスは、加熱で死滅する、だから豚インフルエンザも同じだろう。
そんなこと位は、ド素人&プアなアタマのワタシでも想像できる。
しかし、突然変異による新型ウィルスと騒ぐから、
耐熱型のウィルスだって、いつか誕生するやも知れぬ、とも想像してしまう。
現に、深海の熱水噴出孔周辺は超好熱性の細菌がいる。
そうした細菌とウィルスは、勿論同じではないが、高熱に耐えるものがいるのは事実。
一般人は、それらに対し「確実に加熱で死滅する、間違いない」との確信を得たいのよ。
しかるべき機関の確認を。

もう一度聞きますが、どこで、誰がその実験と確認をしたんですか?
マスゾエさんよ。
生協さんよ。
大手スーパーさんよ。

WHO が言っていた?
アメリカの何とかセンターというところのHPに書いてあった?

バカタレ!
鵜呑みにするな!
それを実際に確認するのが、厚労省の仕事だろうが!
もし、自身での確認ができていないのなら、「●●●によれば」と、出所を明示すべき。
そして、確認した後に、その旨を公表すべき。
どうでもいい出来事なら、確認なぞ必要ないであろうが、
今回の様な場合は、そうはゆかんでがんしょ。

よく「風評被害」が問題となる。
関連する産業が大きな打撃を受ける。
受けるイメージに左右される側にも問題はあるが、
正確な情報を的確に出さない(出せない)行政により大きな責任がある。

ワタシは、アタマもフトコロもプアだから、当分の間、豚肉を食べないもんね(買えない?)。  
少なくとも、輸入の豚肉は。
厚労省が何と言おうが、そんなもの、信用しないもんね。
勿論、信用しないのは豚肉に限らない。
厚労省が右と言えば、左を向くもんね。
そういう輩がいると思って、厚労省が左と言えば、今度は上を向くもんね。

【問題】 生きていると、様々なリスクに遭遇する。そのリスクを最小化する方法は何でしょう?
答え ⇒「リスクをリスクとして認識すること」。
考えるまでもなく、当たり前のことやけどね。
もっとも、この当たり前のことが、人間なかなかできないことも多いんだけど。。。
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連休そして豚インフルエンザ

2009-05-02 16:39:00 | Weblog
世の中、大型連休だそうで、たいへん結構でございまする。
世間では、ゴールデン・ウィークなんていうそうでございまする。
どこかの誰かが言ってる「100年に一度の不況」の中での休みでございまする。
この「大不況」の中、国内外のあちこちにでかける人も多い様で、
誠に結構な世の中でございまする。

「薮入り」(やぶいり)という言葉がある。
江戸時代、商家での丁稚(住込みの奉公人)がもらえる、盆と正月の年2日の休みをいう。
つまり、江戸時代の奉公人の休みは、年2日。

明治以降、勤め人の休日は次第に増え、
ワタシが社会に出たときは、週休2日へのステップが始まっている頃。
月1日の土曜休暇へ、そして月2日へと。
昔を思い起こすと、今の毎週土・日休みが当たり前なんて夢のよう。
もっとも、会社勤め時代のワタシにも、会社を辞めた後のワタシにはなおのこと、
週休2日なんてまるで関係ない話しだけどね。
ワタシにとっては、アンドロメダ銀河の話。
関係があるとすれば、みんなにもっと沢山休んでもらった方が、相対的に努力のしがいがあるというもの。

土・日に加えて祝日、更に有給休暇をとれば、かなりの連続休暇となる。
世間では、連休を大型でとれる会社ほど立派な会社、のイメージがあるらしいけど、
どうも今年は少し違うらしい。
余り多く休んでいると、ヤバイのでは? とご近所で噂されかねない。
日本で、そういう噂がたたないのは、役人だけ。
親方日の丸。
中国では「鉄飯碗」(テッパンワン、tie3 fan4 wan3)という。
最近の中国では死語の様だが。。。
今の米国でも、(金融界、自動車業界に限らず)教師のレイオフが強烈に進行中とのこと。
しかし、日本では無縁。
『親方日の丸は永遠に不滅デス!』
高速道路の料金を1,000円にし、排気ガスを撒きちらし、みんなで行楽地に行きましょう、
な~んて「うすらぼんやり」はどこの国?
その国の国会では「国立巨大マンガ喫茶の建設(117億円)」が話題になっているとか。
み~んな借金で。

そんなことで景気をよくしようなんて、ムシが良すぎるのでは?
アタマがおかしいんじゃあないの? アソウさんや。
宴は短期間だから「宴」。
長期の宴はありえない。
長期のプアはありえるけど。
このワタシがいい見本。
体力を超えた事業は悲劇のもと。いや、もとへ。喜劇のもと。
堅実な景気回復は、地道な労働によるしかないのは古今東西変わらず。
その労働に対し、キチンとベクトルを定めるのが政府の役割。
それを「行楽地へ行こう」だって!
エコポイントで、旧型の設備・機器を廃棄しよう だって!

「100年に一度の不況」だなんて、ウソも休み休み言え。
ましてや、天災か何かの、災いの様に言うとは。
誰かが同じことを言っていたけど、65年前の敗戦直後はどうであったか。
あの頃と比較すると、今は極楽。
不況なんて、どこの話?
行楽地はクルマがあふれ、道路は渋滞、
食べ物は満ちあふれ、着るものは少し古くなれば捨て、機器は修理するより新品を買う。

ここまで来たのは、みんなの汗と努力があったから。
その汗と努力を忘れ、
借金で給付金をばら撒いて、連休で行楽地へ行って景気をよくしよう、
なんていうのはプータロウの論理。

欧州諸国の様に、植民地経営での収奪の蓄積があれば別だが、
その蓄積がない国で同じ様にすると、どうなるか。
努力を続けても、うまくゆかないことが多いのに、
楽をしていい生活をしようなんて、そんなウマイ話しがあるワケがない。
明日はともかく、明後日にはみんな泣くんだね。
プータロウは、所詮プータロウの生活に陥るのよ。

プータロウに一度なじんだら、そこから這い上がるのは容易ではない。
つまり怠けグセ。
今の日本は、怠け病。
社会の蓄積もないのに、錯覚をしている。
すぐに出るのが「個人の金融資産は1400兆円あるから大丈夫」という話し。
一見、蓄積がある様に聞こえるが、
社会制度が貧弱だから個人で生活&老後資金の備えをしなければならない、
その貧しい現実の裏返し。
つまり、社会としての底が浅い。
時代が違うから同じ様にはできないが、ココロは昔の「薮入り」を思い起こした方がいいんじゃあないの?

そこに天からふってわいた天誅ならぬ「豚誅」(とんちゅう)。
バントだとばかり思っていたら、ヒットエンドランだった。
いいタイミングで見事に的中。
新型インフルエンザで全員免疫ナシというに、
皆さん、よくぞ海外旅行に出かけるね。
業務上やむをえない出張は仕方がないけど。
予約したからもったいない?
度胸があるというか、アホというか、能(脳)天気というか、表現のしようがない。

水際作戦?
それも結構。
しかし、メキシコからの直行便など、特定の便は、出発地での搭乗の際にチェックした方がいいと思うけど。
罹病者が搭乗し、乗客全員が感染した後に到着し、水際でチェックする。
何という非効率+危ない作戦。
陸続きの国々と日本の感覚は違うかもしれないが、それこそが国際的な連携では?

連休が明ける頃には、海外から戻ってきた感染者第一号が出るんだろうね。
第一号が出たら、あとは拡がるだけ。
さあ、タイヘン。
しかし、勝手な想像だが、今後の豚インフルエンザ感染のヤマが越えた後、
その次の、より強力なヤツが一番問題の様にも思える。

人間とウィルスの戦いは、永遠の闘争。
免疫と突然変異による新たなウィルス誕生の、終わりのない旅。
昔の日本にも、天然痘の流行に恐れおののいた時代があったが、
欧州でも黒死病(ペスト)の恐怖が人間の記憶として脳裏に焼きついていると思うが、
何だか、今も昔も同じだね。

医学が発達したといっても、次々に新たな問題が出てくる。
もぐらたたき。
ウィルスも次から次へと変異する。
けれども、人類の敵と考えるから敵なのであって、
ミトコンドリアを体内に取り込んでしまった(人間を含む)動物と同様に、
インフルエンザ・ウィルスを体内に取り込み、ミュウタント化することで、
人間が更に進化する道をさぐったらどう?
100万年後に生きのびる人類は、そういう種に違いない。

この際、いっそのこと、景気対策も兼ねて、予算1兆円で国立加持祈祷会館を建設し、
ありとあらゆる宗派の坊主・神父などを集め、祈祷でもしたらどうかね?
但し、本当に効き目があるかどうか、祈祷する坊主などを感染させ、回復するかどうか、確かめる。
回復すれば、大枚をはたいて調伏を依頼する。
勿論、にわか坊主も可。
さすれば失業対策にもなる。
みんな、そこへ行って、感染しないための「インフル音頭」を踊る。

  インフルエンザ、ええじゃないか♪ えじゃないか ♪
  天からウィルス降ってくる、ええじゃないか♪ えじゃないか ♪

屋台も出る、音楽隊も出る、などなど。
完全に収束するまで、毎日それをやる。
各自治体や町内会でも、あちこちで同じ様なことをする。すごい経済効果だゾ。
政府のばらまき型景気対策どころではない。

あれ? ワタシは、何の話しをしていたんだったかね?
忘れてしまった。← ボケが進行中。
そうそう、連休の話しだった。

う~、ゴホン!(と、うろたえを隠す咳払い)
このブログを読む諸賢は、恐らく自宅のPCで読んでいるだろう。
連休を家で過ごすとは、あるべき姿。
休みとは、字のとおり身体を休め、普段できないことをする日。
人ごみの中へ行って、金を浪費し、疲れてしまい、ついでに病気をもらうより、
よほど賢明な過ごし方。
願わくば、家族との団らんを含め、連休明けの日々に耐えられる過ごし方を。

ワタシ?
ワタシは、いつもと同じ。
平日モードではなく、土曜日モードで、気分的に少しのんびりと雑用をする日々。
なあんて、少し格好をつけたけど、
本当は、家にいると嫌がられ、カネもなく、行くところがないのでオフィスに来ているだけ。
ええじゃないか♪ えじゃないか ♪
痩せ蛙 負けるなプアマン これにあり  and
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