陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

対談での姿勢とワーキングプア対策

2009-05-05 16:44:56 | Weblog
帰省&行楽帰りラッシュが4日から始まり、大渋滞とのこと。
  ・帰省の人に対し一言 ⇒「ご苦労様ですのう」。
  ・行楽帰りの人に対し一言 ⇒「苦労」。
人のウラをかいて一日早く、とは誰もが同じことを考えるやね。
次からは、ウラのウラをかいて、目的地へ行ったら、とんぼ返りですぐ戻るんですな。
或いは、ウラのウラのウラをかき、どこへも行かない手もありますゾ。

ワタシはプアであるため、車を買ったことがなく、感覚がよく分からないのだが、
中央分離帯を何ゆえに可動式にしないのか、昔から不思議で仕方がない。
上りなら上りだけが渋滞し、下りはガラガラ。
バカみたい。

連休に限らず、お盆の頃など、何ゆえに、どっとでかけるのか?
子供がいると、どこへも行かないわけにはゆかない?
それはそうだよね。
しからば、連休で感じたことを、子供の宿題(作文)に書かせたらどう?
例えば、

【1】たろうくんの作文
『せいふが行楽地へゆこうというので、かぞくででかけました。大じゅうたいでした。
せいふのいうことをまにうけるとどうなるか、よくわかりました。』

【2】はなこさんの作文
『せいふが行楽地へゆこうといいました。わたしのおうちは貧しいので、どこへも行けませんでした。』

【2】は、ワタシの家庭を例にしてしまった。失礼。
世の中、ワタシの様なプアの家庭は少数派だろうから、例には不適当かもね。

貧しいといえば、十年位前(?)から話題のワーキングプア。
ワタシなぞ、60年前からプアだけれども。。。
過日の、5月3日、憲法記念日。
NHKのETV特集「いま憲法25条“生存権”を考える」を見た。そのときの印象。

経済評論家の内橋克人氏と、派遣村村長の何とか氏の対談。
内容は、内橋氏の話の部分は興味深かった。

が、派遣村村長の態度や話し方が不愉快であった。
内橋氏を前に足を組み、
内橋氏の話に「うん」とか「ふん」とかで応えている。
本人はそんなつもりはないんだろうが、内橋氏を何と心得ているのかねぇ?
内橋氏は、いつもと変わらぬ丁寧な話し方。
そのアンバランスが、
何だか、せっかくの番組を今一に感じさせられた。

自称「活動家」として行動するからには、行政の壁を乗り越えるタフさが必要で、
また、それを武器に有意義な活動をしてはいるんだろうが、
今回の対談は何だかいただけなかった。
相手をみて、キチンと接した方が良い。
もっとも、ワタシも余り人のことは言えないけど。。。

はいあがろうとする人の「しんどさ」は、ワタシもよく分かる。
ワタシ自身、何の準備もなく会社を辞め、自分の道を探した経験者だから。
未だに探しているけど。。。
しかし、戦前までと違って、仕事や条件をえり好みしなければ、何とかなる。
特殊な例を除き、健康に問題がなければ、職を求めて得られないワケがない。
得られないのは、えり好みをしているから。
望む条件の仕事を今すぐ得ようだなんて、どんな時代であれ、それは贅沢。
サラリーマンを含め、殆どの人が同じこと。
得ているのは役人だけ。

現に、求人を出しても人が来ない仕事なんて、世にいくらでもある。
いわゆる3K的な仕事になるけど。
それだって、立派な仕事の一。
それを嫌がって、生活保護を受けようなんて、どうかしている。
(緊急避難としては、生活保護も方法の一つではあるだろうけど。)
世の中の評価としては3Kではないけれど実態は3K、なんて仕事は、はいて捨てるほどある。
政府はいわずもがな、NPOも、
現象に振り回されず、基本的な労働のあり方を模索した方がいいと思いますがね。

いずれ遠からず、仕事は一杯あるが労働力不足となり、それを外国人労働力が埋め、
その結果、外国人問題で国内が騒然となるときが来るだろう。
欧州諸国と同様に。

番組の最後に、内橋氏は、持論の「共生経済」に言及し、FEC(フェック)自給圏(権)を述べていた。
⇒ F(foods、食料)+E(energy、エネルギー)+C(care、介護)
連帯と参加と協同を原理として食料、エネルギー、介護など人間の基本的な生存権を大事にする。
FとEとCを自給し、消費するだけでなく、そこに雇用を作り出す。
その価値観の下で新たな基幹産業を創出し持続可能な社会に変える。
というもの。
その様な世の中になれば、ワタシの様なプアも少しは生きやすくなるだろうに。。 
コメント
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