ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

新しいタイヤは丸いです(笑)

2011年01月31日 22時02分18秒 | S2000(AP1)

今日はRT615と涙のお別れ…。
さようなら、RT615…(涙)


しかし…新しいタイヤに無事履き替えることができました。



新しいタイヤは見ての通りです(^^;)




GOODYEARのEAGLE REVSPEC RS-02です。
ここのタイヤは初めてです。



やす2000・スペックダウン(?)計画のうちの一つとして
前々から候補にしていたタイヤです。
(前よりスペックダウンってだけで、依然として十分以上なレベルですが)
友人D氏がシビックで履いていて、いろいろ話も聞いていたので
選びやすいタイヤでした。

お値段は工賃、廃タイヤ処理費用などぜんぶ含めて
「缶ジュース558本分」です(笑)
思ったより安く済みましたです。



帰宅後にタイヤ屋さんへ向かうと、すでにタイヤは用意されていて
サクッと作業してもらえました。
リフトに乗せるのを見ていた時、改めて車高の低さを感じました(^^;)
擦りはしないまでも、お店の人も慎重だったようです。






新タイヤは履いた後に近所を一周して帰ってきただけなので
まだ何を言える段階でもないですが、

一つだけハッキリしていることは…タイヤが丸い!(笑)
いままでの四角いタイヤとは違いますね~。


タイヤが丸く、転がり方も軽い感じなので
何かクルマがスルスル動いて軽いクルマになったかのようです(^^;)
けっこう狙い通りの第一印象です。


あとは…(前のより)静かです。
エンジンの音がより良く聞こえますです(^^;)
段差の当たりが柔らかくていい感じなのは新品タイヤだからかしらん??





正直、私にとっての「タイヤのファーストコンタクト」ってのは
多くの場合「順風満帆とは言えない、確執をはらんだ船出であった」
みたいな事が多くて、それに自分を慣らしていくのが恒例です(^^;)

唯一の”最初から「こりゃいいや!」”だったのは
今は無きミシュランのGTXヴィラージュだけでした。
あれは本当にガンガン走る気にさせてくれた数少ないタイヤでしたね。


んでもって今回のレヴスペックはそれに近い感じで
最初から好感触でした。
ひさびさの感覚です(^^;)

以前のGTXはスペックアップで、今回はスペック下げのチェンジですが
フィーリングで最初に違和感を感じなかったのはありがたいです。




時間がそんなに無いのですが、皮むきだけはしておきたく思いますです。
これで懸案は無くなりました。
あとは…どうか楽しく走れますように!!




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それは仕様

2011年01月31日 20時04分14秒 | なべ日記(雑記)

知人の日記に外国製のフィルムカメラが故障したと
書いてありました。
何となく思ったことを書いてみたく思います。



某まんがで「悪癖も分かっていれば悪癖ではない」という
台詞がありました。
自分としては
「悪癖はどこまで行っても悪癖だが、分かっていれば手の打ち様もある」
と思っております。



先ずはその話を一旦置いて…。



次に…
海外製品…特に昔のものは故障が多いと聞きます。
それはダメなことなのか?


はっきり言って、”今の日本の基準”に照らせばダメなんでしょうね。
でもそのものが生まれたのは”昔”です。
また生まれたのは日本と全く異なる思想・文化を持った外国です。

時と空間を越えて今の日本に存在するものを
今という変化の連続の中で、また時によって変化する価値観で
簡単にダメと判断するのははっきり言って危険なことでしょう(^^;)

相手が生まれた背景を考える必要があると私は思いますです。






今の故障の無い(正確には極めて少ない)安定した品質の製品が
世界に行き渡るようになったのは
日本の工業製品が世界を席巻した時からだと聞きます。
つまり、そういう常識が生まれたのは”ごく最近”ということになります。


欧米人…特にヨーロッパの人の話や思想、また造った物を見ていると
不完全を受け止め、受け入れる思想があるように思えます。
「完全ではない」という事は、実はこの世にある物事の全てに言えることであり、
ある意味当たり前のことです。
完全な製品など無い、不具合もあれば故障もある、
それらはあって当たり前のものであり、それに対処するのが人だ…と言うかのような
思想が見える気がします。
現実に則った考え方であるとも言えます。
そして何かあっても基本に「許す」という思考がある気がします。
これにはもしかしたら宗教等の影響もあるかもしれません。


日本人は他に依存する性質が強いことはよく言われます。
当然道具にも依存しますし、その対象に完全を求めます。
そういう思考が「壊れてもそれを受け止めるべきもの」から
「そういう憂いを断ったもの」へと変えたのではないかと私は思います。

そして日本人には…というかアジア人には「許す」という考え方は
無いと聞きますし、実際そうだと思います。
許さないからこそ完全なものを求めるともいえるでしょう。

また、ここにも信教的なものの考え方の影響があるように思えます。
日本人は八百万の神を信じる民…とか言いますが
少なくとも戦後日本人は「無神・無信の民」ではないかと私は思います。
宗教的な風習や禁忌がここまで少ない国を探す方が難しいと思いますから…。

現代日本人が何に依存しているかといえば”モノ”です。
モノと、それに関連する金が近代日本人の神様であり、
そう考えれば、そこに完全性を強く求める理由も見える気がします。

どちらが良い悪いの話ではないので念のため…(^^;)






話はすこしだけ元に戻って…(笑)

そう思えば、海外製品が…特に古い製品が
日本の近代製品より故障したり、不具合を起こし易いというのは
むしろ当たり前かもしれません。
海外の人々が製品を壊れるように作っているつもりは間違いなく無いでしょうけど
壊れることや不具合は「受け止めるべきもの」として作っている以上…
そういったことを「許す」つくりである以上…
そういったものが多く出てくることに不思議はありません。

そう考えればあれは故障ではありません。
仕様です。
近代日本製品のような完全性(実際は完全のような不完全をきっちり抱えている)は
仕様の中には無いでしょう。

そしてそういうものを使う時は、日本人であっても日本人の視点を離れ、
そのものが生まれた文化や土壌をベースに捉えてあげる必要があると
私は思います。



そういったものを使うということは「許す」という思考をも
受け入れることを意味すると私は思います。
使ってみても許せなかった人は離れますから…。
そういった文化の違いに起因する現象を受け入れ、許せた人だけが
そこに残ることができます。

それはカメラやクルマに限らず、何でも同じでしょうね(^^)





ここで最初の「悪癖~」に戻ります(^^;)

故障が多い、不具合が多い…。
それは間違いなく悪癖でしょう。
先には書かなかったけれど、許す、許せるからといって
物事としての良い悪いはどこであっても変わらないはずです。

道具としての使命を果たすためには、不具合は少ないに越したことは無い…
許せる、許せないに関わらず、不具合が多い…という悪癖は
無い方がそれはいいよね、壊れないなら壊れない方がそりゃいいさ…!という考え方が
近代日本製品の世界躍進を支えたと言えるでしょう。

ただし…その悪癖を知ってさえいれば、許しつつ、対応していくことができます。
何か起こっても、心の準備ができます。
悪癖をいきなり、しかものっぴきならない状況で打ち明けられるより
そういった不完全性があることをはっきり言っている方が
受け入れる側も受け入れ易くなると思います。


壊れても、それは世の常。
形あるものだから壊れるのさ。




話はちと逸れます(笑)

フィルムカメラ…今は使う人も減って、ずいぶん安くなったと聞きます。

でも彼らが生まれた時代、そして私が子供だった時代、
「写真」は超高級品でした。
カメラも高かったけど、フィルムだって高かった。
現像代だってとんでもなく敷居が高かった…。
子供が小遣い貯めて買えるような代物ではなかった。
家の財産で、大事にしまってあって、普段さわれるものではなかった。

写真を楽しんで撮るなんて、一部の金持ちの行為で、
庶民は…私のうちのような貧乏人には、写真は「晴れの日」だけのものだった。
大事にしまってあったカメラを晴れの日に引っ張り出し、
一枚一枚大事に撮ったものです。

そうやって使われるものでした。
決してハードに使われることなどなく、非常にデリケートな精密機械だと
まるで宝物のように扱われているのがカメラでした。

そういうものがカメラだった時代に生まれていて、
しかも海外製とくれば、むしろ我等の想定以上にデリケートなものであることでしょう。



そう考えれば不具合も仕様です。
私はそんなことを今日考えていました。
不具合ですら、そのカメラに触れる行為のひとつ…。
慈しむべき、そのカメラの仕様でしょう。

そう考えれば心が広くなるような気がしますね…(^^;)



その人はゆっくりそのカメラに付き合っていくそうです。
いい趣味じゃないですか。










〈以下余談〉
日本製品は完全性を示すことで世界に打って出ましたが
完全性を謳った製品自体が、実は不完全そのものであることは
世の道理です。

壊れない…は大きな間違いで、今までのものより壊れにくい…が正解。
どんなものでもいつかは不具合を起こし、壊れていきます。
それは日本製も海外製も同じです。

「許す」…ということを仕様に入れられずに作られた製品を使う人は
当然許すことは頭に無いはずです。
たとえ海外の人であっても、許す必然が無いまま過ごせば
許すことをゆっくり忘れていくこともあると思います。

日本の製品は世界を席巻しましたが、
多くの人に愛されることにおいては海外製品に及びません。
むしろ愛されずに使い捨てにされることの方が多いでしょう。
(特にクルマとか…)

実に日本人らしいと思います。
優秀で賢いけど、不寛容。
尊ぶものが物質しかなく、利の無いことに意味を感じない。
だから利用はされるけど愛されない、尊敬されない…。 


今から壊れるのが仕様な機械を作れとは言いませんが
モノひとつとっても「許し」や「慈しみ」が感じられるようなものを
作っていくことはとても重要なんじゃないかとも思った今日です。





ただし…そんなことを言っている私自身が
不寛容で利の無いことに全く動かない、慈しみが無く不寛容で傲慢な日本人の
ステレオタイプなんですよね(^^;)
私はそういう美しいことはできそうにないです。

自分で書いてて耳…もとい目が痛い話です(笑)





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