縦社会とは、企業内の上下関係の社会をいう、反面、横社会と言う言葉もある。
こちらは、地域社会に代表される横一列の平等社会である、例えばコミュニティーを言う。
多くの男性が定年後、すぐ横社会に馴染むことは困難である。
まず近所にどのような人が居るのかすらも分からない。
こんな状態では、いかなる行動もとりにくい。
悪循環が始まるのは、どこに出て行ってよいか分からないので、
自宅内に籠りっきりになることである=“引篭もり症候群”にかかるのである。
偶然、どこかに出掛け、知り合いに進められて、何かのクラブに所属すると、知人友人が徐々に増加し、横の関係が広がり始める。
これが嵩じていくと=“出ずっぱり症候群”になるかも分からない。
どちらも、程度が問題で、適度のバランスが好ましい。
一日中夫婦が顔を合わせ、息がつまり、不和が生じ、果ては、離婚騒動に発展すると聞いたことがある。
本当にこれだけが不和の原因であろうか。
どうも素直にそうですかと納得できない。
実験をしようにも、今となっては、相手がいないのでどうしようもないが、
憶測で物を言うとすれば、
片方がすべての家事を負担し、他方がごろごろとして無為に過ごしていることが本質的な問題と思えてならない。
夫婦とは言え、共同体である、それなりの負担と貢献が無くては成立しないように思う。
合理的なバランスのとれた、負担と貢献をいかに作り出すかが、円満な家庭のあるべき姿のように思うのだが、・・・いかがであろうか?
ただ例外があるように思う、
片方が、病などでどうしようも無い状態になると、一方的な献身でのみで多くの家庭が成立している事実がある。
これは、紛れも無い事実であり、救いでもある。