毎週木曜日の夜、ラジオで「わが人生に乾杯」を楽しんでいる。
今回は、藤村志保さんという女優さんの出番であった。
小生のこの方に対するイメージは、非常に「清純な・賢い」女性というイメージである。
市川雷蔵・勝新太郎さんなどの映画全盛期の往年の有名俳優との、
懐かしい話が、淡々とありのまま賢く、飾らずに話をなさった。
藤村志保という芸名は、「島崎藤村」の「破戒」という映画に、彼女が初出演したとき、
当時の大映「永田雅一」社長が、命名されたとのことであった。
まず「ふじむら=藤村」は、島崎藤村の「とうそん=藤村」を頂いたのだそうである。
「志保」の方は、映画の役名だったのだそうである。
確かに、映画「破戒」第2作目の主な関係者は、次の通りである。
1962年 - 『破戒』(監督:市川崑/瀬川丑松:市川雷蔵、・・・中略・・・お志保:藤村志保、・・・ら出演 以下省略)
踊りを9歳頃から習い、19歳にして名取・師匠になり、現在は、女優業に加えて「子守唄協会理事」である。
「子守唄」とは、「母守唄」でもあるのだそうである。
いわれてみれば、なるほどと思うのである。
驚いたことに、日本には、
約3000曲もの、子守唄があるのだそうである。
これには本当に驚いた。
司会の山本監督が、志保さんに、わが人生とは何ですかと質問。
彼女の答えは、「ありがとう ごめんなさい」であった。
なんと素朴で素直な飾らない人柄かと、またまた惚れ直してしまった。