以前書いた、多趣味の続編である。
四苦八苦とは、仏教では、
四苦を「生老病死」と教えている。
「八苦」とは、生老病死の四苦に
「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」
「求不得苦(ぐふとくく)」「五陰盛苦(ごおんじょうく)」
の四苦を加えた八つの苦。
意味は、
「愛する人と別れる苦しみ(愛別離苦)」
「怨み憎む人と出会う苦しみ(怨憎会苦)」
「求めるものが得られない苦しみ(求不得苦)」
「存在を構成する物質的・精神的五つの要素に執着する苦しみ(五陰盛苦)」で、
人間として味わう精神的な苦しみのことをいう。
多くの人が、趣味の世界の苦しみを感じながら楽しんでいるのである。
本編では、「宿題の苦しみ」について言及する。
この苦しみは、「求めるものが得られない苦しみ(求不得苦)」に該当する。
期限が迫れど、宿題ができないのである。
先日、俳句の先生が、解決策を伝授くださった。
「期限の半分(初めの2週間)までに、五句詠むこと」、
「そして、残りの期間(2週間)でさらに五句詠み、加えて、推敲を並行して行うこと」、
このようにすれば、俳句は実に楽しいものであると教えられた。
これが出来ないから、苦しんでいるのである。
宿題の無い、趣味では、いかなる苦しみと出会うのであろうか。
次の、機会には、その他の苦しみについても書こうと思っている。