オートバイの多さに驚く。
世界で最も二輪車の普及している台湾。
125ccクラスのスクーターを中心に、人口の1.8人に1台という驚異的な普及率。街なかでは、バイクのあまりの多さに圧倒される。
生活に欠かせない手軽で便利なパーソナルコミューターとして社会に認知されている。若者のほとんどが二輪免許を取得し、保有台数は年々増加している。
歩道や車道など街の至るところに二輪車駐車スペースを設けている。
バイクがひしめく通勤風景
朝早くから夜遅くまで大勢の市民がバイクを走らせる街。 通りによってはバイクの大きな流れに圧倒されてしまう。
二輪車の利便性が都市のなかで遺憾なく発揮されており、そこに生まれる活気は、伸長する台湾経済の原動力でもある。
「1人に1台」の二輪車保有率
台湾における二輪車の普及状況を数字で見ると、総人口の約2,270万人に対して二輪車の総保有台数は1,280万台。人口“1.8人に1台”の保有率となっている。
日本の“9.7人に1台”はいうにおよばず、ほかのアジア諸国のケースをみても例えばベトナムは“5.9人に1台”、タイは“4.2人に1台”、マレーシアは“3.5人に1台”となっており、これらと比べても台湾の二輪車普及はダントツ・トップ。
見方によっては、子供と老人の人口を除くことで、“1人に1台”行き渡っている水準といってもいいだろう。
ちなみに四輪乗用車の保有台数は現在約645万台で“3.5人に1台”の保有率。二輪車の半分程度の普及状況となっている。
夏の台湾は、熱帯である。午後になると、決まってスコールが降る。スコール中は、何処に行くのかバイクは姿を消し、降り止むとどこからかバイクが湧いてくるのである。
(当然彼らはカッパを常備しているが、それでもスコールは堪らないようである。)