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親子で思い出の斑鳩へ。

2008-05-05 19:06:44 | ウォーキング
一年ぶりに帰省してきた息子となつかしの斑鳩へ
親子ウォーキングを楽しんできた。

勝手に名付けてハーティーウォーキング
斑鳩は大使の里、大使の道、ゆかりの名刹めぐりへスタート。

斑鳩には何度きても変わらぬお目当てがある。
ひとつは「斑鳩三塔」として有名な三つの塔を訪ねること。
斑鳩三塔とは、法隆寺の五重塔、法輪寺と法起寺の三重の塔だ。
二つ目は「中宮寺の美女如意輪観音像」を拝観すること。
三つ目は「法隆寺の八頭身百済観音像」に会うことだ。

コースは、藤の木古墳→法隆寺→中宮寺→法輪寺→法起寺。
JR大和路線の法隆寺駅から徒歩で30分の藤の木古墳から始まる。
天気はよし、ただし、斑鳩の界隈は大変な観光客だ。

藤の木古墳は六世紀後半の建造と言われる円墳。
出土した石棺にあった二体の人物は特定できていない。
その石棺のレプリカが外にある。
ちょうど特別公開期間で石棺の中を見ることはできるが
予約制になっていたためぐるりと周囲を散策することで次の法隆寺へ。


土塀や古い家々の続く小道を通り法隆寺西大門から入る。


いったん、中門に出て、五重の塔とツーショット。
この風景が好きだから・・・



コースは西伽藍から、見学者が多いためにコース順路が
設定してあって列に入って進まないと大事なポイントに入れない。
これがまたなかなかすすまないのだ。
大講堂でご本尊の薬師三尊像をみて

玉虫の厨子をはじめとする法隆寺の大遺産が展示してある
大宝蔵院へ

ここは、宝物庫、仏教美術を代表するという世界的に有名な
百済観音像をじっくりと見ることができた。
いつ見ても、とにかく、美しい像だ。昔で言う八頭身美人!

夢殿はさらに待ち時間が長くて久世観音像にお目にかるのは
断念して次の中宮寺へ。


あれだけ大勢の観光客であふれていた法隆寺から
となりにたたずむ中宮寺へすすむ人はほんのわずかな数だ。

それだけに中宮寺の事前学習をした人かファンに違いない
ここは圧倒的な女性が多いのはいつ来ても同じだ。

ここで見られるものは「たった二つ」だけ。
建物も写真のとおりの濠に囲まれた寝殿風の本堂が一つだけ。


詰め込んでも30人くらいしか入れない本堂の畳の間
ここに座って、ただ、美しくて優雅な如意輪観音象をみるだけだ。
それが楽しみでくる人が多いのかもしれない。

聖徳太子の母、穴穂部間人皇后の宮所を寺にしたものらしい
もう一つの見どころ、死後の世界を表した天寿国繍帳も見ることができる。

中宮寺から次は法輪寺へ

古い小道を右へ左へまがりながらすすむと田園風景に出る
石仏の池のほとりに出て遅い弁当にする。


おにぎりだけだが、斑鳩のさわやかな風が味付けしてくれるのかおいしい。

法輪寺への道ではほとんど人に会わないままにすすむと
森かげから法輪寺の三重の塔が見えてきた。
斑鳩三塔の二つ目の塔だ。


ここの風景がまた大好きだ。
入口横にバイクをとめて腰をおろしたサングラスの若者が
じっと寺のたたずまいに目をやっている光景が
妙に絵になっていて不思議に思えた。

法輪寺は、聖徳太子の長子、山背大兄皇子が、太子の病気回復を
祈願して創建(662)したと伝わっている。


陽も傾いてきた、四時前だ。

最後の法起寺へ
また、田園と低い山々の間を10分すすむと法起寺につく。


斑鳩三つ目の塔だ。

寺そのものは小さくて、気がつかなければ素通りしてしまうかもしれない。
ここの三重塔は、わが国最古のもので世界遺産に登録をされている。


法起寺は、606年に聖徳太子が法華経を講高説したという岡本宮を寺に改めた
と言われ、聖徳太子が建立した七カ寺のひとつに数えられている。

さあ、帰ろう。

あとは、バスにはのらないでJR法隆寺を目指してウォーキング。

途中、コーヒーショップによってはじめて息子と話し合う。

仕事のこと、今後のこと、親父と息子の会話から男同志の話につきない。
願わくば、いい人に巡り合ってほしい。

上京して以来13年
滅多に戻ってこないが、戻ってくると奈良や京都にぶらりと出かける
こちらも時間があれば一緒にだ。

やっぱり関西がゆっくりできるところがあっていいという。
歴史の厚みのことを言っているのだと思う。

たった一日の元親子ウォーカー再現の日を過ごして帰京してしまった。



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