月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

3/2 観劇 5期生 卒業公演『ヒトイキ』

2018-03-03 22:24:24 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


四国学院大学
演劇コースの5期生
卒業公演『ヒトイキ』
3/2 観劇

チラシの内容から、
まったり女子会が始まるのかな
…と思いきや。激しいダンスが!!

当日パンフには
色々あってセリフはカットしたと
書かれていたが……
む、む、どんな女子会だ!?(笑)

客席が四方を囲む、正方形の舞台。
四人が、それぞれの辺から
じわりじわり 舞台の上へ足をのばそうと
お互い牽制してるような強い視線。
この緊張感、ちょっとリングみたい(笑)


それからも四人の関係は色々と変化。
時には一人を突き放したり
時には四人で手を繋いだり。

一人だけの時もある。

一人何かを続けてる。
暗い中に照らされるその姿が
動く造形物のように見えた。
個人の何かというより、
誰かにも通じる何か。
それが何かはよく分からないけど
無関係では無いものを感じた。


激しい動きも。
あれは、何だろう。
生まれたての小鹿のような
ガクガクした足は激しいけいれんのようで。
もがく姿が繰り返されるのを
ずっと見ているうちに
ちょっとしたトランス状態(笑)。

何がじわっとくるのかは分からないけど
そんなものを感じた。

パワフルでキレのあるダンスは
見てるだけで気持ちいい。
あんなには踊れないけれど
一緒に踊ってるような気持ちになるから
あの空間は 不思議だ。

……………………

アフタートークには
5期生で演出の宇垣さんと
出演の氏原さん。
そしてこの日のゲストは門田さん。

お久し振りです。懐かしいー!
その昔、ノトスで『あゆみ』の稽古や
それより前、
丸亀の生涯学習センターの
演劇入門講座でも、
ご一緒させてもらったことがある。
その頃お世話になった学生さんたちは
勝手に昔の仲間な気持ちで見てしまう。
ちょっとした親戚のおばちゃん目線(笑)。

そんなこんなで
学生さんを見送り続けてると
ガッツリ関わっていなくても
観客としてずっと見てきたので
卒業は、ちょっと寂しいものだ。


今回、自分たちが作る卒業公演は
途中、紆余曲折あったのだとか。

セリフの言葉の難しさ。
突き詰めれば突き詰めるほど
求めるものとのズレに悩むのかも。

結局、どこまで進んでも未完成。
卒業は完成ではなく、課題に気付き
その形を見つけるためのステップかも。
できなかったことを抱えているからこそ
本当の意味で次へ進むこともできるのかな?

どうぞ、それぞれの道を進んでほしい。

この歳になっても
いつも新たな課題を抱えている。
自分も、その時その時を懸命にいきたい。

そんな私の大学の時、
卒業公演は 実現しなかった。

公演日を控えた1~2週間くらい前、
神戸の震災があったから。

やり残したことといえば、そんなことかな。

あの時、あの場所だからこそ
出来たことがあったはずで。
離ればなれになった今、
物理的に難しいのもあるけれど
その時を生きてた自分は
どんどん変わっているはずだから。

そんなぽっかり空いたものがあるから
形を変えて求めようとするのかも。

同じものは二度と手に出来ないけれど
だからこそ今にだって価値はある。
だから、生きているライブな劇場へ、
また行こう!
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3月2日(金)のつぶやき

2018-03-03 06:06:24 | 日記等 未分類
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