岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

コーティング肥料の説明会

2016年03月07日 | 百姓
平成28年3月7日(曇り)

今日も暖かいね。凄いスピードで雪が消えていく。春だーーー!

今日も忙しい一日だ。午前中、病院行って、午後はJAの肥料説明会で空き時間には播種作業です。

これから播種作業は佳境でのんびりは今日までです。

さて、肥料説明会ですが、JA主催で参加してみたら経営規模の大きい水稲農家さんが中心に参加していましたね。
自分は昨年まで使用していたネギ用のコーティング肥料が肥料偽装で肥料会社が倒産してしまって当てが無くなったので今回参加してみました。

案の定、水稲用のコーティング肥料の説明会で期待に反していましたが、説明は参考になりました。某肥料会社の農学博士が説明してくれましたが、大学の先生が肥料会社に再就職したみたいで説明が昔語りから入って本題まで入るまでが長くてやはり学者さんだなと思った。



大規模農家さんたちはコスト削減と追肥稼働の削減が図られるので質問も真剣でしたね。
自分もコーティング肥料の効用は期待しているんでこれから採用していきたいと思うんですが、今年の水稲肥料は既に購入済みで今回の説明会は遅すぎでしたね。



今回の説明会での成果は、田植え時のペースト肥料は少なくても良いという説明でした。理由はペースト側条肥料は定植後の成長の勢い(スタートダッシュ)を促すためで、吸収に限界があるので肥料を多く投入しても無駄だと言ってたこと。
図らずも自分の今年の水稲の肥料設計で側条肥料を半減して投入することを決めていてこれが裏付けされたのでやったーという感じかな?側条肥料を例年の半分しか注文していないのでコスト削減になるね。

水稲でコーティング肥料を使うかは今年は無しで他の農家さんが今年使用した圃場を見てから来年以降使用するか決めます。コスト削減になるし、稲は肥料が欲しくなると勝手に肥料を吸うので追肥タイミングも考えなくて良いみたいなので有効であると思います。

今年は別の肥料買っちゃったので来年試します。

一寸、勉強になったね。良かった!


頑張っているんで、プチットお願います。
 ↓↓↓
百姓の場合はこちら




登山の場合はこちら

人気ブログランキングへ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひがな1日、新人研修 | トップ | 葱苗の育苗順調 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (実家は元農家)
2016-03-17 20:13:46
>稲は肥料が欲しくなると勝手に肥料を吸う

この稲の特性を活かしたのが「への字稲作」で最近は化学肥料の高騰もあって挑戦される農家さんも増えてきました。基本は元肥ゼロで稲の分けつが欲しい頃にドカンと肥を振る技術で生育中期に硫安や尿素など即効性の単肥化成を振る。または元肥に鶏糞や緑肥など遅効性の有期肥料を散布し生育中期に肥効を効かせる二通りのやり方があります。

ある農家の言葉を借りると稲に元肥をやるのは「幼稚園児にどんぶり飯を食わすようなもの」。どんぶり飯は中学くらいになってから食わせればよく、生育中期にドカン肥をやるのは「中学・高校生にたらふくご馳走するようなもの」だそうです。

慣行栽培(V字型稲作)に比べると田植えは疎植で初期の分けつも「初めチョロチョロ中パッパ」の生育で進むので初めてやる人はやきもきするんだとか。そこを乗り切ればあとはグライダーが下がるようにゆっくり肥料が切れて刈り取りに向かいます。
返信する
水稲栽培の肥料考 (岳仁)
2016-03-18 00:13:31
実家は元農家さん こんばんわです。コメントいただきありがとうございました。肥料についてお詳しいですね。弊俳も毎年、試行錯誤していまして、いつになったら自分の定番が出来るか良く解りません。「への字稲作」は初めて聞きました。元肥を入れない人は周りにも数人いますが収量に大差はありません。弊俳もここ数年、肥料を全体的に減らしてきて肥料過多と思われる過去と収量は大差はありません。今年は元肥と定植時の側条肥料も半減して穂肥中心にコントロールしようと考えています。また、定植も数年前まで70株/㎡だったんですが、今は60株/㎡にしています。収量は変わりません。50株の人もいますが、そこまでは自分は栽培技術に自信がありません。毎年、勉強かな?
いろいろと試行錯誤の稲作ですので、いろいろとご教示願います。ありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

百姓」カテゴリの最新記事