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例によって、当方の高校同級生「かず君」撮影です。
「かず君」いわく「春が来た」
こちらは岩手県種市(たねいち)海浜公園だそうです。
崖下は海だそうです。
夏場は、滝とか川というわけでもないそうですが。
うむ、これは?
NHK俳句12月号
「米足らで粥に切りこむ南瓜かな 森鷗外
評「ユーモラスな面を垣間見せた句・・・白米部隊の兵が足らないので、粥という戦場に、南瓜部隊が切り込んだのです。ふだん真面目なオジサンの下手な冗談のような句・・・鷗外が陸軍軍医部長をつとめた日露戦争さなかの作品です。鷗外は戦陣にあっても詩歌を詠み、・・・」
という記事を読みました。
評者は岸本尚毅、現代俳句界の有名人です。NHK俳句の選者も務めていた人です。
鷗外は陸軍軍医部長として、輸送船に乗り、大陸に渡り、軍馬に乗り、または徒歩で、日露戦争に従軍したのです。
軍医部長なので、実際に負傷者の治療にあたったかどうかはわかりませんが。
ポイントは「切りこむ」の解釈ですね。
ふつうに読めば、戦場で食糧不足気味になってきたので米飯ではなく、米に南瓜を切り込んものを粥にして食べていたということなのです。
南瓜部隊が「斬り込んだ」、そんな冗談俳句を作るはずはないと当方は思いますが。
「ウクライナ情勢が連日生々しく報道されている」のにですね。
まぁ、これは記事のほんの一部分ではありますが。
近ごろお気に入りの一句
鯖雲に高き風あり八王子 斉藤志歩
そう、八王子は山なのです。
当方は相模原市南区に三十数年暮らし、二年前に八王子に越しました。
相模原市はその名のとおり、どこまでも平らです。
八王子は駅前あたりは平らですが、すぐ坂になって山に入るという感じです。
真顔にて楽しさうなる小鳥かな 斉藤志歩
秋や手に文鳥の来てすこしにぎる 斉藤志歩
朝寒の工事現場に進捗あり 斉藤志歩
冬の星見つけてくれてそれを見る 斉藤志歩
斉藤志歩
1992年生。
2016年、第八回石田波郷新人賞を受賞。
斉藤志歩句集「水と茶」
帯と解説文は「岸本尚毅」さんです。
明けましておめでとうございます。
令和5年、どういう年になることやら・・・
当方の友人「かず君」撮影
八戸市鮫町蕪島、ウミネコの繁殖地です。
同じく、「ヤス君」撮影
八戸市新井田川
八戸には大きな川が二本あります。馬淵川と新井田川。
当方が生まれ育った近辺の川です。
この川の最下流が漁港になっています。
同じく、富士宮市在住「Nくん」撮影
富士宮市、正月元旦の気温14℃だそうです。
世田谷区書道展2022
会場は世田谷区役所三軒茶屋分庁舎5階
当方の知人の作品
「飛ぶ螽(いなご)傘持て来しが悔ひらるる」汀女句
汀女は「中村汀女」
獅子舞は入日の富士に手をかざす
水原秋櫻子の句
秋櫻子は八王子に疎開していたとのことなので、今年は秋櫻子ゆかりの地をたずねてみようと思います。
降る雪や今宵ばかりは積もれかし
漱石句
調べました。
芥川龍之介「漱石先生の話」の中の「女」の項に
「ある人が先生に、「先生のやうな方でも女に惚れるやうなことがありますか」ときくと、先生はしばらく無言で其の人をにらめつけてゐたが「あばたと思って馬鹿にするな」と言ったといふことを極く最近ある友達からききました。」
「好きな女性が帰れなくなるぐらい、雪よどんどん降りつもれ」という意の句らしいです。
近ごろお気に入りの一句
琴棋書画それにもよらず老の春 河合曾良
「奥の細道」に同行した「曾良」の句
春の日も碁盤の上にかげりけり 夏目成美
夏目成美は江戸浅草の札差、小林一茶の庇護者。
碁を打っているうちに夕方になってきた、ということでしょうか。
古家や狸石打つ落葉の夜 正岡子規
うむ、ありそうな景色ではありますが。
今も、山の手線の線路周辺にタヌキが生息しているそうですから。
当方囲碁事情
「東洋囲碁」なんとか4級維持。
中国囲碁サイト「野狐」8級
日本棋院、9連敗で11級
(当方の紅葉)
近ごろお気に入りの一句
山紅葉人の旧居に腰かけて 西村麒麟
作者の西村麒麟さんは
この句は、軽井沢にある室生犀星記念館(犀星が夏に過ごしていた別荘)を訪れた時に作ったものと言っています。
戦時中、犀星はここに疎開したそうです。また、小説「杏っ子」の舞台の一部でもあります。当方も一度行ってみたいところでもあります。
この句の「腰かけて」にヒントを得て、当方も一句考えてみました。
若楓山家(やまが)の跡に休み居て 今日水
山道の石垣の上若楓 今日水
丹沢大倉尾根の登り口から十数分歩いたあたりには、かつて住居があったであろうと思われる平らなスペースと小さな低い石垣が草に埋もれながらも残っていたりするのです。
虚子とその仲間のやうに梅探る 西村麒麟
季語は「梅探る」、「まだ冬なのだが、春を待ちかねて、早咲きの梅はないかと山野を歩くこと」だそうです。
虚子は鎌倉に住んでいたので、麒麟さんも仲間といっしょに鎌倉の山を歩いたのでしょうね。
お雑煮のお餅ぬーんと伸ばし食ふ 西村麒麟
面白い表現も俳句です。
ふつうの俳人は「お雑煮」とか「お餅」とは言わないものですが。
この西村麒麟さんが新しく俳句結社「麒麟俳句会」を立ち上げるということで、当方も参加することにしました。
麒麟さんが勤めていた会社が解散してしまい、失業してしまったので、これを機に俳句で生活していこうということのようです。会社勤めをしながらも、カルチャーセンターの講師をしたり、俳句雑誌に寄稿したり、現代俳句界の若手リーダー(39歳)です。
とは言っても、当方の参加は俳句誌「麒麟」購読と投句、ネット句会ぐらいでしょう。
関東と関西で結社句会をするようですが、当方はそのレベルではないので、参加はしません。
ところで、俳句結社は全国に2300あるという記事を何かで読んだことがありますが、古い結社といえば、「ホトトギス」でしょうが、高浜虚子は、昭和22年に、なんと「ホトトギス」を合資会社にしているのです。
「ホトトギス」を発行する会社を作れば、後継者について、あれこれいわれる筋もなくなる?ことだったのか?
他に会社組織の俳句結社があるのかどうかはわかりませんが。
「胡瓜サンド」50句 西生ゆかり
今年度角川俳句賞の受賞作品名です。
以前は何種類か買っていた俳句雑誌も近頃はあまり買わないようにしています。
読み切れないことも多く、すぐ溜まってしまうので。
また、図書館で借りられることがわかったからです。
当方のイメージでは雑誌類は帯出禁の丸いシールが貼ってあるものだったのですが、今はたいていのものは貸し出しているようです。
しかし、当月号はすぐには借りられないので、角川俳句11月号は買いました。
当方でも理解できるものをいくつか
自転車を追い抜く犬や春の川 西生ゆかり
春の川の堤防、遊歩道だったり、飼い主の自転車か。
永き日や買はぬベッドに身を広げ 西生ゆかり
ジャージ着て近所を生きて昭和の日 西生ゆかり
「西生さんは昭和59年福井県越前市生まれ、」だそうです。
「昭和の日」、だれがつけたのか「みどりの日」というすごい呼び方だったのに、いつの間にかすり替えられてしまいましたね。
実は不忠者たちによって。(当方も時代錯誤か?ですが)
花菖蒲ひらく無人の小学校 西生ゆかり
はるかまで畳なりけり夏休み 西生ゆかり
夏休み、出かけた先はどこでしょうか。大きな寺か、二条城のような城の大広間か。
上野公園の国立博物館前の広々とした石畳・・・もありですね。
百円で買へる光や夏祭 西生ゆかり
胡瓜サンド人は飛べないから走る 西生ゆかり
何か急がなければならないことがあったのでしょうか。
人に戻りて節分の豆拾ふ 西生ゆかり
節分のつぶやきですね。
いちごとランナー
ピーマン、これで最後でしょう。もう花がつきません。
十月に入ったので冬帽です。
これを被っていたら、また誰かに声をかけられるかもですね。
近頃お気に入りの一句 ーー 句集「ふつうの未来」から ーー
留守番つまらなし炬燵から出て歩く 越智友亮
留守番しているよとは言ったものの・・・
何歳ぐらいかな?ですね。当方は小学生と推定。
ため口で話す聖夜のココアかな 越智友亮
誰と何を話すのか?俳句の大大先輩でしょう。
句集の終わりに年譜が載っています。若いので4行だけですが。
一九九一年 広島市生まれ
二〇〇三年 甲南中学校在学時に句作開始
二〇〇六年 第三回鬼貫青春俳句大賞受賞
二〇〇七年 池田澄子に師事
この池田澄子さんは現代俳句界の超大物で、この句集の序文も書いています。
当方より一回りも年長です。
塩・胡椒・砂糖・春光・母の声 越智友亮
春の朝の台所でしょう。
琥珀に虫地球に人がいて三月 越智友亮
通学の電車とバスと桜かな 越智友亮
学校に着いたのでしょうか。ひょっとして入学式の日かもですね。
古墳から森のにおいやコカコーラ 越智友亮
古墳が神社として祀られているのはよくあることです
駆け足や宇宙は秋の空の上 越智友亮
八月の蛇口をひねる水がでる 越智友亮
この蛇口はどこにあるのかですね、家ではないでしょう。
カーテンを開けると夕日そして秋 越智友亮
さくらさくら電車が通り過ぎて風 越智友亮
自然薯が枯れてきたので、むかごの大きめのものを取っていたら、トカゲがフェンスの上にいました。
寒くなってきて見かけないので、いつ頃から冬眠するのか、調べておきましょうと思っていた矢先でした。
飼っているような心境になってきました。
朝咲いたばかりの酔芙蓉の花
夕方には赤くなります。で、酔芙蓉と言うそうです。
この写真は翌日です。雨にうたれてしまいました。
酔芙蓉は本来の地植えならば3mにもなる灌木で、鉢植えでは無理があるようです。
来年は根切りをして、大きめのプランターに植え替え予定なのです。
いつの間にか稲刈りも終わっていました。
稲を刈りとったあとにまた伸びてきたものを穭田(ひつじだ)というそうです。
稲のひこばえですね。
穭田(ひつじだ)に大社の雀来て遊ぶ 村山古郷
当方も一句
穭田(ひつじだ)や久々の空青きかな 今日水
近ごろ本を買うことは少なくなっているのですが、珍しく三冊買ってしまいました。
右「俳句再考」筆者は「林誠司」、当方も毎日チェックしている「俳句オデッセイ」というブログをつくっている方です。
もちろん俳人でもあり、句集出版事業、各地の句会指導、カルチャーセンターでの「芭蕉講座」など、芭蕉に傾倒研究している人です。
中央「超訳 芭蕉百句」嵐山光三郎著。芭蕉についての著書数冊、ざっくばらん、大胆なことを見てきたように書いてあります。
芭蕉の実生活を想像できる本です。
また、深沢七郎という作家の弟子だったようですが、何年か後には破門無視されてしまう経緯を書いた「桃仙人」という著書があります。
嵐山光三郎、とてもおもしろい人です。
左「ふつうの未来」越智友亮俳句集です。
作者は1991年、平成3年生まれの若い俳人です。日常語で俳句をつくるという信条らしいですね。
若くても多くの俳人は「古語旧仮名づかい」で俳句を詠んでいます。
思い出せば思い出多し春の風邪 越智友亮
当方も若い時は、思い出も鮮烈なものでした。
しかし、今は、その思い出も現実にあったような、なかったような、夢だったわけはないのですが、見た夢を思い出しているような気分でいるのであります。
ボケの始まりか、ではないと思っていますが。(念のため)
風鈴や昭和のことについて聞く 越智友亮
暇だから宿題をする蝉しぐれ 越智友亮
幸せな恵まれた少年時代を過ごしたようです。
帰宅即テレビを点けて牡丹雪 越智友亮
牡丹雪は春の雪ですから、雪の中を家に帰ってテレビで情報を得ようとしたのでしょうか。
「牡丹雪」当方のイメージは「ぼた雪」、暗い空から「ぼたぼた」落ちてくる雪なのあります。
春を暮らす固定電話のなき家に
生まれ育った家を出て、大学生生活、一人暮らしを始めたのでしょうか。
イチモンジセセリ、愛嬌のある雰囲気の蝶。この蝶も当方に居ついているようです。
一般的な蝶のようにひらひらとは飛びません。直線的な飛び方です。
城跡に市役所近し孔雀草 越智友亮
城、城跡と県庁、市役所などは全国的に付き物ですね。
当方も、城跡、市役所にヒントを得て、一句詠んでみました。
城跡のさくら静かに楽器店 今日水
当方の友人、ヤス君の「グルービン楽器店」は八戸市庁(市役所ではなく、なぜか市庁を名乗っています。)に隣接する城跡の三八城(みやぎ)公園直近にあります。八戸に行くと特に用がなくても、市庁前広場、三八城公園、グルービン楽器店などに行ってみるのです。
桜は満開でしたが、人の姿はほとんどありませんでした。
枇杷の花ふつうの未来だといいな 越智友亮
句集の最後に掲載されている句です。
りんどう
漢字では竜胆、漢方薬なのか、根っこを胃薬としていたようです。
「存問」、そんもん、安否を問うことだそうです。「私は元気です。あなたは?」という感じでしょうか。
俳句にも「存問」があるそうで、
NHK、ēテレの俳句番組を見て知りました。
その番組は、高浜虚子の俳句誌「ホトトギス」に掲載された戦時中の若い俳人、何人かの消息を追ったものでした。
現代の一般的な存問は「年賀状、暑中見舞い」でしょうか。
年賀状や暑中見舞い、何か気の利いたひとことを書かなくてはと思っていましたが、存問と思えば、通り一遍でいいということです。
近頃お気に入りの一句
このままに世は静なれ稲の秋 永井荷風
スルーするつもりでいたワクチン接種ですが、北野駅周辺の郵便局やドラッグストアなどのコロナ休業を見て、
当方も遅ればせながら若い人たちに混じり、9月27日に二回目接種を終えました。
桜咲く金を遣いに東京へ 折勝家鴨
この方は、「鷹」事業部長で、ランウエイ句会の世話人をされている方です。
朝ごはんきちんと食べて菊日和 折勝家鴨
アパートの新顔にしてサングラス 折勝家鴨
ハキダメギク(掃き溜め菊)
菊は菊なので、もうすこし名前のつけようがありそうなものですが。
葉の色もパッとしないし、数も圧倒的に多いので、こんな名前でも仕方ないか。
アメリカイヌホオズキ、白い小さな花ですが、うまく撮れませんでした。
ところで、「鷹俳句会」のランウエイ句会卒業と相成りました。新入会員、隔月6回一年間限定というシステムなので、10月が最後となりました。
○ひぐらしの森の球場レーキ引く 今日水
(軽舟)蜩の声の中でレーキを引く姿にしみじみします。
「森の球場」は雑木林の中につくられた少年野球チームの練習場です。相模原の家の近所にありました。
秋祭囃す南京玉すだれ 今日水
こちらは、ずいぶん昔に町田の小さな神社の祭礼を見に行った時のことを思い出してつくったものです。
小さな神社ですが、境内にプレハブの舞台がつくられていて、芸人の南京玉すだれなどがありました。
なるほど、これが村祭りというものか、と妙に感心したことを覚えています。
俳句としては、何が何だかわからないでしょうね。
今回で終了となる十人は、卒業コメントを求められました。
当方のコメント
「昨年十月、鷹ホームページでこの「ランウエイ句会」のことを知り、「当代一流の俳人である主宰のコメント」をいただけるならば、ということで「鷹」入会をお願いいたしました。自分の日常生活から俳句ができればいいのでしょうが、
当方の俳句作りの現状は「思い出し俳句」なのです。いろいろな句を読む中で、そう言えば、「当方にもこんな場面があったかな」をもとに考えているのです。主宰の何かの著書に「俳句は読者に何かを思い出させるものだ」というふうなことが書いてあったので、「まあ、いいのかな」と思っている今日この頃なのであります。
一句選は、初心者には負担が大きいと思います。せめて、参加人数の一割、仮に60人ならば6句選、ただし、選評は1句のみ、ぐらいにすればもっと盛り上がるのではないか、と思いました。」
「鷹」入会一年が経ちました。「鷹」は「鷹」として、もう一つ他の結社も入って見ようかなと考えている今日この頃なのであります。
雑草地帯
当方の一本畝畑の奥半分には何も植えず、とりあえず雑草地帯としておこうと思いました。
とは言っても、草茫々では如何なものかと思い、同じ草はちょこちょこ引っこ抜いて、隙間を作ってみました。
すると、よく見る草ではあるが、名は何というのか?知りたいと思うようになりましたね。
これは?・・・ 調べました。
竹煮草(たけにぐさ)
・山野、荒地などに生える。
・竹と一緒に煮ると 竹が柔らかくなり 細工しやすくなることから 「竹煮草」。
・花は白く、目立たない。
・葉はしわしわ形。
・かなり背が高くなる。・・・だそうです。
竹製品を作るのに必要な実用植物だったのですね。
竹取の翁も使っていたことでしょう。
歳時記(角川)にも載っていました。
近詠
竹取の翁も刈らむ竹煮草 今日水
近所の水田、ほんの少しだけ残っています。
とあるブログに、このコロナ禍が続いていることで、いろいろなものの縁が切れてしまうのではないか、というようなことが書いたありました。
うむ、なるほど、当方も幾つかの縁が切れそうになっているような気がしています。
数少ない残った縁なので、切れてしまわないようにしていこうと思っていますが、オリンピックが終わっても、年内は今と変わらないような気がしています。
このブログ作りも当方の数少ない縁の一つですから、切れないように継続していこうと思っていますが、コロナとは関係なく、更新が少ないので縁の切れた人もいるかもしれません。
「鷹」7月号から
枇杷の種からんと仮寓さびしくす 小川軽舟
「枇杷の種からんと」
枇杷は実離れがよく、種がすぐ乾くのです。
「仮寓」仮の住まい、単身赴任生活を描いたものでしょう。
ランウエイ句会7月
理科室に書道部風鈴鳴りにけり 今日水
(Y)どういう状況なのか判然としませんが、「理科室」「書道部」という言葉に自分の中学、高校のころを思い出します。「青春」とは言いますが、十代のあの頃は人生の「夏」だったと思います。ひたすら暑かった…苦しく、辛い季節でしたが、同時に激しく、濃い季節でもあったと回想します。その中での「風鈴」の醸し出す一服の涼が良いです。
(軽舟)「理科室の窓に風鈴鳴りにけり」で十分でしょう。
主宰の〇はつきませんでしたが、(Y)さんという方が一句選に選んでくれました。
当方としては、
「理科室」からは、備え付けの大きな机、実験器具洗い?用のたくさんの水道蛇口、など、書道部にとって便利な部屋と読んでもらいたいと思っていたのですが。
「理科室」、いろいろな標本や試験管、ビーカーなど実験器具を思い浮かべるひとが多いかも?ですね。
しかし
「理科室の窓に風鈴鳴りにけり」
と直されてみると、「風鈴鳴りにけり」だから理科の授業中ではないだろう。
夏休みなのか、「理科室」で何をしているのか・・・
なるほど、連想が広がっていくのかも・・・と思いましたね。
信号機押して暫しや青田風 今日水
こちらは、上の写真の景色を詠んだつもりでしたが・・・
歩行者用の押しボタン式の信号で、青に変わるのをすこし待っている・・・
青田からは、涼しい風が・・・
手短に伝えなければならないので
俳句は難しい。
まぁ、初心者なので。