丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

つるボケ

2022-08-11 14:59:38 | 

「つるボケ」、野菜つくりの本によく出てくる言葉です。

葉っぱや蔓ばかりが伸びて、肝心の実やイモがならないことを言うようです。

特に、サツマイモのつるボケのことがいろいろな本によく出てきます。

サツマイモの茎と葉がぐんぐん伸びて広がっていくので、大いに期待していたが、収穫時期になって掘って見たらなんと、イモがほとんどできていなかった。

ということをよく書いてあるのです。

 

当方の一本畝にも、つるボケの兆候が。

右はゴーヤの葉、左はつるありインゲンの葉です。

葉っぱが異常に大きいのです。ナスの葉もこんなに大きいわけはない!レベル。

プランターのサイズは内径30㎝×60㎝ですからなに、これという大きさ。これが「つるボケ」かも。

 

調べました。

以下、引用です。

 

『・・・葉や茎ばかりが大きく育つ・ツルボケの原因は?

ツルボケの原因は、肥料過多。それも元肥を入れすぎた場合に起こります。

作物を大きく育てたい、その気持ちはわかりますが、肥料を入れれば育つという物ではなく、むしろ逆効果となる例ですね。

 

ツルボケの原理としては・・

栽培初期に肥料が多すぎる

根は際限なく肥料分を吸う

根は肥満になり、短く太くなる

吸い上げた肥料分は葉に蓄えられる

葉の中の肥料分は光合成しないと植物は使えない

肥料分が多い分、たくさん光合成しようと葉は大きくなる

それでも根はどんどん肥料分を吸い上げる

もっともっと光合成しようと葉も茎も大きく暴れまわる

暴れた結果、その葉と茎の維持に栄養を使うハメになる

そのため、光合成しても栄養を根に送れなくなる

根菜は根を育てたいのに、肥料分がありすぎると、根を広げずとも吸い上げられるので、葉と茎ばかりが大きくなってしまうんですね。

・・・』以下、略

 

うむ、なるほど「商売は道によって賢し」ですね。

 

当方の「つるボケ」の原因推測です。

生ごみ堆肥の作り過ぎで、一本畝畑の土の量に対して過大な比率になってしまったこと。

引っ越しに際して持ってきた「使い残し肥料」を入れたこと。

かな?とおもっていますが。

 

当方の対策

異常に大きく育った葉っぱをどんどん切りました。

葉っぱの肥大が止まり、落ち着いてきたように見えますが、さて?

多過ぎる肥料成分を消化してもらうため、雑草がある程度育ってから抜くことを冬まで繰り返す。

迷案かも?ですが、これしかなさそうです。

 

桔梗

 

むかご

食べるほどの量はなさそうです。

 

近頃お気に入りの一句

 

一生の楽しきころのソーダ水          富安風生

富安風生は(明治18年~昭和54年)逓信省官僚、高浜虚子門人。長生きでした。

季語は「ソーダ水」で夏。大正の頃から使われるようになった季語だそうです。「一生の楽しきころ」は人によって大きく違うとおもいますが、

作者が自分のことを言った句ではないようです。

喫茶店でソーダ水を前にした若い人たちを見て、作った句と思われます。

 

 あさがおに我は飯食うおとこ哉         芭蕉

門人の其角の句

「草の戸に我は蓼食うほたるかな」をみて、いまいち、どうかなと言って詠んだ句と伝えられているそうです。

コメント
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