十月に入ったので冬帽です。
これを被っていたら、また誰かに声をかけられるかもですね。
近頃お気に入りの一句 ーー 句集「ふつうの未来」から ーー
留守番つまらなし炬燵から出て歩く 越智友亮
留守番しているよとは言ったものの・・・
何歳ぐらいかな?ですね。当方は小学生と推定。
ため口で話す聖夜のココアかな 越智友亮
誰と何を話すのか?俳句の大大先輩でしょう。
句集の終わりに年譜が載っています。若いので4行だけですが。
一九九一年 広島市生まれ
二〇〇三年 甲南中学校在学時に句作開始
二〇〇六年 第三回鬼貫青春俳句大賞受賞
二〇〇七年 池田澄子に師事
この池田澄子さんは現代俳句界の超大物で、この句集の序文も書いています。
当方より一回りも年長です。
塩・胡椒・砂糖・春光・母の声 越智友亮
春の朝の台所でしょう。
琥珀に虫地球に人がいて三月 越智友亮
通学の電車とバスと桜かな 越智友亮
学校に着いたのでしょうか。ひょっとして入学式の日かもですね。
古墳から森のにおいやコカコーラ 越智友亮
古墳が神社として祀られているのはよくあることです
駆け足や宇宙は秋の空の上 越智友亮
八月の蛇口をひねる水がでる 越智友亮
この蛇口はどこにあるのかですね、家ではないでしょう。
カーテンを開けると夕日そして秋 越智友亮
さくらさくら電車が通り過ぎて風 越智友亮
自然薯が枯れてきたので、むかごの大きめのものを取っていたら、トカゲがフェンスの上にいました。
寒くなってきて見かけないので、いつ頃から冬眠するのか、調べておきましょうと思っていた矢先でした。
飼っているような心境になってきました。
朝咲いたばかりの酔芙蓉の花
夕方には赤くなります。で、酔芙蓉と言うそうです。
この写真は翌日です。雨にうたれてしまいました。
酔芙蓉は本来の地植えならば3mにもなる灌木で、鉢植えでは無理があるようです。
来年は根切りをして、大きめのプランターに植え替え予定なのです。
いつの間にか稲刈りも終わっていました。
稲を刈りとったあとにまた伸びてきたものを穭田(ひつじだ)というそうです。
稲のひこばえですね。
穭田(ひつじだ)に大社の雀来て遊ぶ 村山古郷
当方も一句
穭田(ひつじだ)や久々の空青きかな 今日水