大仙市高梨にある旧池田氏庭園、山形県酒田の本間家、宮城県石巻の斎藤家とともに東北3大地主といわれた池田家によって造られたものです。
40,000㎡ほどの屋敷林に囲まれた六角形(亀甲型)の敷地に母屋や米蔵などが
雪見灯篭、傘の直径が4mもあります
大正11年に建てられた洋館、国重要文化財に指定されてます
県内初の鉄筋コンクリート造、門柱はイタリアから取り寄せた大理石
洋館1階
こちらは払田柵跡近くにある分家庭園
おっ!鹿嶋様?
高梨神社、立派です
払田柵(ほったのさく)跡、復元された南門
払田柵と周囲の丘陵、平安時代の初期、律令国家の蝦夷支配のフロンティアだったのでしょうか。
小高い丘の上に政庁が
政庁跡から南門方向を望む
秋田市河辺岩見三内にある鵜養地区、「鵜養、岨谷峡、伏伸の滝」なんかみんな読めません。「うやしない、そうやきょう、ふのしのたき」だそうです。
江戸時代の紀行家、菅江真澄も訪れたそうで、昔から景勝の地として知られてたんでしょうか。
岩見川に沿って断崖が
紅葉の時期はどうなんでしょうか。
殿淵、秋田藩主佐竹の殿様も来たようで
伏伸の滝、渓流沿いに散策
おいしい水でした。
最上峡
五月雨をということじゃあないんですが、小雨降る最上川国道47号沿って車を走らせると紅葉が凄いことに。
「白糸の滝ドライブイン」付近以外は、あまり車をとめるスペースがなくて、川の対岸に広がる迫力ある峡谷の風景を撮ることができないのが残念です。
境田
陸羽東線の境田駅
何の変哲もない山間の小さな駅ですが、
最近ではこれでちょっと有名
で、駅のすぐそばに分水嶺、標高338m、この普通の用水路、左側に流れて日本海、右側に流れて太平洋へと注ぎます。日本海まで102㌔、太平洋まで116㌔だそうです。
えっ、あんたらは?
そう、ここは松尾芭蕉「奥の細道」に由来する「封人の家」で昔から知られた場所です。
重要文化財旧有路家住宅「封人の家」(国境を守る役人の家)
「蚤虱馬の尿する枕もと」
芭蕉と曾良は風雨でここ境田に二泊ほどし、尾花沢へと向かったそうです。
と、われわれは尾花沢には行かずに、
国道47号沿いの食堂で蕎麦とゲソ天など。
「汽車は県境を越えたところにある境田という小駅につくと、しばらく停車した。がらんとしたホームに降りると、掲示板で、そこは封人(関守)の家が残っている集落だとわかる。」(藤沢周平『山峡の道』)
かつて藤沢周平もこの境田という小さな駅に降り立ったのでしょうか。
六郷
秋田県美郷町(みさとちょう)六郷地区は、この辺りでは湧水の里として有名ですが、いつもは通り過ぎるだけで実際に訪れるのは初めてです。
いたるところから湧水、この地区だけで60以上あるそうです。
静かな家並みが続いています。
美郷町『学友館』、今日はここにきました。
地元出身の写真家、大川清一氏の写真展が開催中です。(会場内は写真撮影OK)
鳥海山や八甲田、秋田駒など北東北の山々の四季
撮影機材も展示してます。
大川清一『北東北 山々の輝き』★令和4年度 美郷町学友館特別展