さまよえる天神さん

てくてく てくてく 風景と

外縁

2024-03-02 | 風土

横手盆地の外周を半分くらいは回ったのでしょうか。豊かな米作地帯である平野、見下ろすように外縁を車で移動してみます。昔から地政学上も重要な地でだったんでしょうね。



関田円型分水工、説明文によると丸子川本流が形成した六郷扇状地の要のような場所に位置してます




金澤柵推定地(金澤城址)に建つ金澤八幡宮、地元の人が祭典の準備らしきことをしてました。

さらに南下すると大鳥井山神社、国指定史跡大鳥居山遺跡にあります。「前九年、後三年の役」に直接関係する柵とされています。
『後三年合戦絵詞』の金沢柵の様子から大鳥井柵跡が類似しているともいわれてます。ここからは横手市街、横手川、横手城などが見渡せます。

神社仏閣にも史跡・遺跡にもあまり興味はないのですが、いつの時代にもそこに人がいて生活している姿、その風土を頭の中に思い描くのも悪くありません。


角間川

2024-02-27 | 風土

同じ県内に住んでいても、内陸部の町についてほとんど知ることはありません。横手盆地の一角にある大仙市角間川町、これも最近の新聞記事で知った気がします。米作地帯である横手盆地の中央部に位置するこの町は、かつて雄物川舟運の港として大変繁栄えたようです。


最近何かと話題の『旧本郷家住宅』、将棋の竜王戦の会場として予定されてました

国登録有形文化財に指定されてます。 本郷家は秋田県3大地主の一つだったそうです。

家の間取り、奥座敷には昨年12月に来訪した藤井聡太さんの等身大のパネルなどが飾ってあります
主屋は明治33年に改築したもの、文庫蔵、洋館など

こっちは文庫蔵(内倉)、明治天皇の玉座などがあります。明治天皇が明治14年の東北巡幸の際本郷家に宿泊所が置かれました。


善宝寺

2024-01-12 | 風土

鶴岡市にある曹洞宗のお寺善宝寺( 龍王尊善寶寺)、平安時代の中期に天台宗の僧、妙達上人が草庵を開いたのが最初といわれています。今年は辰年ということもあり、龍神様と縁を結ぶお寺としてそれなりの賑わいを見せています。ホームページによりますと、12年に一度の辰年には「龍 日献四海水」という字を住職が必ず揮毫することになっているそうです。意味はわかりませんが・・・・。




五重塔





賽銭を投入

龍神様に会いに?貝喰の池に向かいます



貝喰の池、まわりを林に囲まれた谷間のような空間

龍神堂

水が・・・



ここは昔人面魚で有名で、平成の初め頃、一日一万人を超える観光客が訪れたこともあったと。

今日は普通の鯉が2匹ほど

赤川河口付近

砂丘越しの鳥海

夕暮れ時の鳥海山(にかほ市象潟町付近)

何十年かぶりの人面魚に遇うことはできませんでした。昨日は1日中快晴に近い天気、気温こそ4℃位までしか上がりませんでしたが、風もなく暖かく感じられた一日でした。


七ヶ宿

2023-11-29 | 風土

11月中旬、山形南陽・高畠から宮城白石に抜けるR113、七ヶ宿街道。「七ヶ宿」という名は、安達太良山の帰りや不忘山に来た時から気にはなっていたのですが、なかなかくることができなくてこの道を通るのも初めてです。その名のとおりこの七つの宿場は、古くから奥州街道と出羽街道を結ぶ道として、多くの人々が往来し賑わっていたようです。


山形側から来て最初見つけた蕎麦屋さん、「農民そばや 芭蕉庵」

全そばもありましたが、今日は二八、漬物も美味。

滑津大滝

振袖地蔵、参勤交代の途中秋田藩の佐竹の殿様が見初めたとかなんとか

安藤家本陣

出羽の諸大名が参勤交代に使っていたらしい。

向かい側にある蕎麦屋「吉野家」は定休日、江戸時代末期からやってるそうです。

やまびこ吊り橋、東北最大級 全長120m。

平日ですが外国人の方も

奥に見えるのは不忘山。紅葉は終盤です。



山麓の秋を縫って

2023-11-07 | 風土

11月に入ってからも20℃を超えるような日が続いてます。先週の晴れた日、山形県の真ん中にある月山を回るようにして紅葉を巡っていきます。


米の粉滝







標高750mほどの地蔵沼

ブナの落葉が進んでます







山間の道を抜けていきます。(基本的にほぼどこも山なのですが)



最上川の紅葉、国道47号最上川沿いに車を走らせるとそこに広がる景色は素晴らしいのですが、ゆっくり眺められるのは途中の白糸の滝ドライブインなどの駐車場に限られます。最上川舟下りの遊覧船上からなら落ち着いて見られるんだろうなと思いつつ・・・・。