「 長く長く庄内平野を 転々としながらも わたしは肘折の渓谷に分け入るまで ~ 」
森敦の小説に新井満が曲をつけた「月の山」、行き交う人のありようを映し出すようです。
仏生池小屋でお昼の休憩、今日も山頂へは行かずに撤収です。弱い霧雨は降ったりやんだり、でも風もなく全然寒くはありません。
地蔵さんまた来ます。
バイカオウレン
ズダヤクシュ
モミジカラマツか
ナンブタカネアザミ
登山道の水たまりにアカハライモリが
サワラン?色からしてトキソウか
チングルマも少しさみしい
帰りは弥陀ヶ原を周回します
月山の火山活動が作り出した高層湿原です
少し強くなった雨
ニッコウキスゲの咲く木道を進みます
(yさん撮影)
(
月山中の宮に着くと登山口まではあと少しです。
霧の中、往復5時間ほどの静かな、哀愁の月山、それはそれでいいものです。
「 泪色した霧が 今日も降る 忘られぬ ~ ああ 哀愁の 」、藤圭子の唄が聞こえてくるようです。
ハクサンフウロ
トウゲブキ
タカネアオヤギソウ
ハクサンイチゲやウサギギクのお花畑
あいかわらず霧の中です
晴れていればこんな景色が展開しているはずですが。(同行のyさんが昨秋来たとき撮影)
さあて、天気も回復しそうにありませんので、仏生池小屋の「力うどん」でも食って帰りますか。(写真は食べかけになってしまいました。)
7月23日(木)霧雨
『哀愁の町に霧が降るのだ』は椎名誠の傑作ですが、月山羽黒口、なぜか「哀愁の」というフレーズを思い出してしまいます。
朝9時ころの八合目駐車場、濃い霧の中、結構な車、満車に近い
さて行きますか。
タテヤマウツボグサ?
霧雨降る高層湿原を
ミネズオウ
雨に濡れる
イワイチョウ
8合目付近はニッコウキスゲやキンコウカたくさん
縮んでますね
みんな雨に濡れ水滴をつけて
ハクサンフウロの濃いピンクが頭の隅に残ります
月山には白が似合います
9合目までは雪渓は1か所
ミヤマリンドウ とっても小さい 濃い青
白い霧以外は何も見えない中、やっと9合目仏生池小屋に到着です。
うーん、直近の「てんくら」では、Aで登山日和だったんですが・・・・・。まあ、それでも老いも若きも、たくさんの人が登ってきます。これでも普段よりは少ないんだろうな。